徒然日記
8月25日 その1492『逢坂誠二の徒然日記』
都内は雲の多い朝を迎えました。
昨夜の帰宅は11時を過ぎ、
よせば良いのに、それから読み始めた本が面白く、
眠ったのは相当に遅い時刻となってしまいました。
そのため今朝は完全な睡眠不足です。
今日の都内の予想最高気温は30度程度です。
1)地域主権戦略室
地域主権改革を担っている内閣府地域主権戦略室には、
全国の自治体から多くの職員が派遣され仕事をしています。
昨日、その職員の方々と一時間にわたり、
意見交換をしました。
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・
自治体では法律の壁に縛られていた
国では、国民のために法律を柔軟に生かしている
・
自治体の依存体質を感ずる
・
出先機関の受け皿として、
勢いをもって広域連合ができたのに
国の勢いが感じられない
・
人口規模の大きい自治体で、
住民自治を機能させるのは難しい
・
国と地方の職員交流は対等ではない
・
国に来て仕事をしてみると
自治体で市民よりも
国を見て仕事をしていた感じがする
・
自治体の主張は間違っていないが、
その主張だけをし続ける妥当性があるのか
悩むことがある
・
もっと地方が
自主的に判断すべき場面があってよい
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私の走り書きでは、
こんな意見が出ていたと思います。
昨日の意見交換を通して、
改めて自分の立ち位置を確認し、
今後の仕事に役立てて頂きたいと思います。
2)地方制度調査会
昨夕、官邸で、
第30次地方制度調査会の第一回会合が行われました。
冒頭、委員の互選で、
会長に西尾勝委員が選出され、
総理から次の諮問が行われました。
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住民の意向を
より一層地方公共団体の運営に
反映できるようにする見地からの
議会のあり方をはじめとする住民自治のあり方、
我が国の社会経済、
地域社会などの変容に対応した大都市制度のあり方
及び東日本大震災を踏まえた基礎自治体の担うべき役割や
行政体制のあり方などについて、
地方自治の一層の推進を図る観点から、
調査審議を求める。
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昨日の調査会では、
総務省に設置された
地方行財政検討会議における議論を踏まえた
地方自治法改正法案に盛り込まれた事項
・通年議会の制度化
・専決不承認の効果、
・住民投票
・直接請求制度の見直し、
・一部事務組合等の見直し
について、
まず審議することとされました。
その後、議会や大都市、
基礎自治体のあり方等について
審議をすることとなります。
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今後は、専門調査会を設置し、
精力的に議論を進めますが、
自治の仕組みは、
不断の見直しが必要です。
今後の調査会の議論に大いに期待しています。
3)マルシェ
昨日、総務省1階ロビーで、
復興アクション「総務省マルシェ」として、
福島の農産物の販売が行われました。
これは、
東日本大震災及び
福島第一原発事故の影響を受けておられる、
被災地の皆さんや風評被害に悩む地域の皆さんを応援するため、
「復興アクション」の一環とし て、
桃、葡萄など福島県産の農産物を販売し
福島県の農産物の安全性のPRなどが目的です。
昨日は、片山総務大臣とともに、
私も会場を訪問しました。
モモ、ぶどう、キャベツ、枝豆、椎茸など、
たくさんのくだもの、野菜が陳列販売され、
あっと言う間に売り切れたようです。
店頭に並ぶ商品は、安全性の確認されたものであり、
我々もしっかりと応援したいと思います。
4)新藤兼人監督
映画『一枚のハガキ』の監督は99歳の新藤兼人さんです。
私は、高齢のため撮影の現場には出ないで、
指示等をしたのかと思っていました。
ところが孫の新藤風さんの撮影日記(映画芸術に掲載)を読むと、
なんと日々、撮影現場に出ていたことが分かります。
私はまったく失礼な誤解をしていました。
しかもその日記からは、
今も早朝からNHKラジオの
英会話講座で勉強をしている様子も伝わります。
99歳であろうとも意志があれば、
いろいろなことができるのです。
感服しています。
今日は終日、
参院総務委員会対応となる見込みです。
地域主権2次一括法案も
議論される予定になっています。
やるべき仕事が、
良い方向に向かって進んでいます。
さあ、今日もしっかりと前進します。
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2011・8・25 Seiji
Ohsaka
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