徒然日記

3月23日 その1136『逢坂誠二の徒然日記』



週末は、悪天候の北海道で過ごし、
今日は早朝から移動開始です。

日記の発信は、移動の車内からです。

1)京都国際マンガミュージアム
子どもの頃からマンガが大好きです。

いつもいつも週刊マンガ雑誌や、
連載漫画を単行本にしたものを
愛読していました。

最近は、ちょっとした切っ掛けから
週刊マンガ雑誌から遠のいていますが、
それでもマンガ好きには変わりありません。

特に、「こち亀」、「じゃりん子チエ」をはじめ、
わりと軽いものが好きです。

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マンガには、ロマン、
夢や冒険に満ちた非日常があり、
人のワクワク感、元気を刺激します。

文学的な小説を読んで得られる感覚とは、
また違った別の感性を刺激します。

だからマンガと文学のどちらが、
高尚だなどということはありません。

どっちも重要なのです。

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最近、京都国際マンガミュージアムの話を
しばしば耳にします。

どんなところなのか、
私は知りませんが、
マンガ好きにはたまらない場所だそうです。

一度訪問したいと思っているのですが、
そんなチャンスはなかなか訪れません。

このマンガミュージアムで、
西原理恵子さんの
画業25周年記念特別展『バラハク』が行わているようです。

西原さんは、
『毎日かあさん』が評判になっていますが、
その人生は決して平たんなものではありません。

「自転車操業のすべて」と銘打った特別展は、
「おかしく、せつなく、ピュアな心でいっぱい」だそうです。

期間は5月9日までとのことですが、
そんな展覧会に触れると、
心の洗濯になるかもしれません。

5月9日までに
訪問のチャンスが訪れると良いのですが…。

2)居酒屋百名山
最近は、居酒屋ブームなのだそうです。

私は学生時代から、赤提灯を好んでいました。

ブームであるないに関わらず、
ずっと居酒屋、赤提灯派です。

だから今も、食事に誘われると、
高級なところじゃなく、
赤提灯、焼鳥屋を好みます。

しかし、相手の方々は、
私のその真意をなかなか理解してくれません。

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札幌の地下鉄南北線「北18条駅」付近には、
良く通った4軒の居酒屋がありました。

「きよた」、「おし鳥」、「かっちゃん(旧名:朝日屋)」、
そして「塩野屋」です。

学生時代の私にとって
「塩野屋」はちょっと高級な感じがして、
残りの3軒に比べると通う頻度は低かったのですが、
それでも良く通っていました。

ところが、
このうち「かっちゃん」と「きよた」は
もう既に廃業してしまいました。

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居酒屋ブームだと言われていますが、
昔と違って今は、
良い居酒屋に巡り会うのは簡単ではありません。

昔ならどこにでもあったような
赤提灯がなかなかないのです。

もちろん私も時間がありませんので、
ゆっくり街を徘徊して、
そんな店を探す努力をしていないことも、
巡り会えない一因かもしれません。

ふらりと街を歩いて、
軽く一杯ひっかけることができるような、
そんな空間が無いことを
何とも寂しく感じています。

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最近は、こんな寂しさを、
居酒屋のことを書いた本で紛らわせています。

居酒屋の楽しみの一つは、
自分の足で歩いて、
良い居酒屋に出くわすことなのですから、
本で簡便に居酒屋を楽しむなんて邪道です。

それであっても居酒屋の誘惑に抗しきれずに
本を読みながら、
行くことのできない
遠くの居酒屋に思いを馳せています。

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今回、新潮社から
『居酒屋百名山』という本が出たようです。

たぶん間違いないく
深田久弥さんの『日本百名山』にあやかった
タイトルなのだと思います。

居酒屋も本当の百名山も
実際に制覇するのは難しいものでしょうが、
『居酒屋百名山』を手にしながら、
好きな居酒屋探しでもしたいと思っています。

3)人民元
1985年、日本はプラザ合意を受け入れて、
円高を容認しました。

これによって、
国内産業の空洞化が起き、
同時に内需拡大策がバブルを生み、
その崩壊で長いデフレ状態に喘いでいます。

プラザ合意は、
世界経済と当時の日本経済を考えると、
欧米から日本への当然の要求だっと思います。

しかし日本政府が、
合意受け入れ後のシナリオを十分に描き切れていなかったところに、
大きなつまづきの原因があったと思っています。

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現在、中国の経済力に比べて、
人民元が弱いと言われています。

つまり今の中国は、
プラザ合意前の日本と似た雰囲気になっており、
今後の中国の動きが気になっています。

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2005年7月に中国が人民元改革を開始してから、
3年間で対ドル相場は2割ほど上がっています。

しかし、その後1年8ヶ月間、
人民元の対ドル相場は、
1ドル=6.83元で動いていません。

もちろん、人民元が安い方が、
輸出製品の競争力は高いまま維持できますし、
自国内産業の保護が可能になります。

しかし、人民元の真の実力よりも弱い状態を続けていると、
中国国内に弊害も生まれつつあるようです。

だぶついた資金が不動産に回って、
不動産価格の高騰が始まりつつあります。

また輸入品を抑制し続けていると、
国内産業のレベルアップを阻害することも予想されます。

やはりそろそろ、人民元のマイルドな切り上げを
検討する時期に来ているのだと感じます。

もちろん日本と同じ道を歩まないよう、
事後のシナリオも十分に用意して、
中国経済は次の道に乗り出すことが必要です。

今日も予定がぎっしり詰まっています。

さあ、今日もしっかりと前進します。

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   2010・3・23 Seiji
Ohsaka

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