徒然日記
外交の幸運と国内課題の試練【25年10月30日 『逢坂誠二の徒然日記』8338回】
1)外交の幸運と国内課題の試練
高市総理は30日、APEC首脳会議に出席するため韓国の慶州を訪問します。韓国の李在明大統領との首脳会談を行う方向で調整が進められており、中国の習近平国家主席との会談も模索されています。
就任からわずかな期間で、関係構築が難しい各国首脳と次々に面会の機会を得ているのは、まさに幸運と言えます。
こうした国際舞台での交流は、日本の存在感を示すうえで大切な一歩です。
しかし、高市総理の真価が問われるのは、帰国後の国内政策運営です。帰国は11月1日。そして4日から本格的な「高市内閣の試練」が始まります。
<病院経営の危機 ― 地域医療の存続がかかる>
いま、全国の病院がかつてない経営難に直面しています。
患者数の減少、物価高、人件費の上昇が重なり、経営が立ちゆかない病院が急増しています。
このままでは、地域での医療サービス提供が途絶えかねません。
診療報酬の見直しと病院への直接的な支援が不可欠です。
政府は医療現場の声を真摯に受け止め、医療提供体制を守る責任があります。
<社会保険料をめぐるジレンマ>
一方で、自民・維新両党の合意には「現役世代の社会保険料率引き下げ」が盛り込まれました。
診療報酬を引き上げるには社会保険財源の増加が必要ですが、その負担を若年層で軽減するなら、
高齢世代の料率引き上げ、国庫負担率の増額、または自己負担率の引き上げといった、いずれも難しい選択が迫られます。
「誰が、どのように負担を担うのか」――この問題は、次の国会で避けて通れない論点です。
<来週からが正念場>
外交舞台では順風満帆に見えた高市総理ですが、国内では医療・社会保障・物価・賃上げといった現実の難題が山積しています。
これらにどのような優先順位をつけ、国民生活を守る実効的な政策を打ち出せるか。
来週からの政策議論こそが、高市内閣にとって真の意味での試練となりますが、私たちもしっかりと提案を行い取り組んでまいります。
【25年10月30日 その6641『逢坂誠二の徒然日記』8338回】
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