徒然日記
高市総理のお追従【25年10月28日 『逢坂誠二の徒然日記』8336回】
1)高市総理のお追従
日米首脳会談が、ほぼ予想通りの展開で終了しました。
多くの国民の皆さんには、高市総理がうまく立ち回ったように映ったかもしれません。報道の画面上からは、そう見えた方も多いでしょう。
しかし私には、正直、お追従(おついしょう)が過ぎる場面や、お追従笑いとも言えるやりとりが目につき、やや不快な印象も残りました。
自立した日米関係には、遠いと感じます。
いわゆる保守派、右派の皆さんは、あの姿を見て本当に納得されるのでしょうか。
もしかすると、日本には「真の意味での保守」は存在しないのかもしれません。
<品と所作──高市総理の天性の表現力>
とはいえ、外交儀礼としての所作や表情、間の取り方などは見事でした。
あの品の作り方、目線、身振り手振りは、単なる練習で身につくものではありません。
高市総理の天性の資質、あるいは長年の政治経験から自然に身についた感覚なのかもしれません。
その点は凄いと感じます。
<会談で読み取れる主なポイント>
今回の日米首脳会談で、現時点までに報道などから確認できるのは次の点です。
*日米同盟の抑止力・対処力の強化
*日米韓など「同志国」との連携推進の確認
*日本側による防衛力の抜本的強化と防衛費の増額
*関税合意の実施に関する共同文書
*日本から米国への約80兆円の積極投資
*レアアース(希土類)の安定確保に向けた協力文書
*トランプ大統領による拉致問題への全面的支持
どの項目も、これまでの方針の延長線上にあり、想定内のことです。
しかし、80兆円という巨額の対米投資が、どのような効果をもたらすのか、日本経済や中小企業の活力につながるのかなどは、今後の検証が不可欠です。
<総理の「運」と国民の「幸福」は一致するか>
お追従であれ、演出であれ、外交の場を穏やかに収めたのは事実です。
ただし、総理の運の強さと日本国民の幸福が一致するかどうかは、今後の政策の中身でしっかりと見極めなければなりません。
運に恵まれた政治家が国を導くことが、必ずしも国民の幸せを約束するわけではありません。
外交の笑顔の裏にある「約束の中身」、その効果と負担のバランスを、私たちは冷静に検証し続ける必要があります。
【25年10月28日 その6639『逢坂誠二の徒然日記』8336回】
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