徒然日記
高市・トランプ会談【25年10月27日 『逢坂誠二の徒然日記』8335回】
午前5時の都内、雲が多めですが、雨は降っていません。朝の気温は14度程度です。日中は晴れ、20度程度まで上がる見込みです。
1)高市・トランプ会談
今日、高市総理とトランプ大統領との会談が行われます。
今回の会談で特に注目されるポイントは、次の三点です。
*防衛費の増額要請をするか否か
*対米投資を増やし、アメリカ製品の購入を迫られるか
*対米投資80兆円という巨額な数字の現実性
いずれも、今後の日米関係や日本経済に大きな影響を与える可能性があります。
<防衛費増額は「必要な範囲で」>
私は、真に必要な防衛費の増額には賛成です。
安全保障環境が厳しさを増す中、サイバー空間を守ることなど国民の命と暮らしを守るための備えは欠かせません。
しかしその一方で、必要もない装備をいたずらに買い込むこと、
あるいは、予算を適切に執行できる体制が整わないまま防衛費だけを膨らませることには、明確に反対します。
増やした予算をどのように使い、どんな効果を生むのか。
そこを詰めずに数字だけが独り歩きするようでは、国民の理解は得られません。
<輸入超過の現実と対米投資の危うさ>
2024年度の貿易統計速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は 5兆2216億円の赤字 でした。
円安の影響もあって、海外からの輸入品に頼る構造の中、赤字基調が続いています。
このような状況で、さらにアメリカから高額な武器や製品を購入すれば、
日本の貿易収支は一層悪化し、結果的に国民生活への負担として跳ね返ってきます。
<「80兆円対米投資」は現実的か>
そして、もう一つの懸念が「対米投資80兆円」という巨額の数字です。
これは一年の国家予算の7割近い規模に相当します。
これほどの資金を短期間でアメリカに投資するという約束は、
現実的に可能なのか、またどのような形で日本の利益につながるのか、まったく見えていません。
外交の名を借りた「資金流出」にならないよう、慎重な検証が必要です。
<今後の外交と経済の分岐点>
いずれにしても、高市・トランプ会談の内容とトーンは、日本の今後の外交と経済の方向を左右する分岐点となります。
単なる儀礼的な会談に終わるのか、それとも実のある議論が交わされるのか。
国民の暮らしを守る視点から、この会談の行方をしっかり注視していきたいと思います。
【25年10月27日 その6638『逢坂誠二の徒然日記』8335回】
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