徒然日記

日本の再生に向け【25年10月17日 『逢坂誠二の徒然日記』8325回】

午前5時の都内、雲がなくスッキリとした夜明け前です。気温は17度程度。日中も晴れ、25度の夏日になるかもしれません。

1)日本の再生に向け
<長期政権の弊害と政治の劣化>
1955年体制以降、日本はほとんどの時期を自民党政権のもとで歩んできました。
確かに、その安定の中で経済成長を遂げ、社会基盤を整えた功績はあります。
しかし、長期支配はやがて惰性を生み、政治の緊張感を失わせました。派閥人事や官僚依存、政治とカネの問題が繰り返され、国民の信頼は大きく揺らいでいます。
もはや「安定のための政治」が「停滞の政治」へと変わってしまったのではないでしょうか。今回の公明党の連立離脱は、この停滞に対する忌避の側面もある様に私には思われます。

<自民党政治では新しい日本は築けない>
物価高、賃金の停滞、人口減少、教育や1次産業基盤の脆弱化、不安定な安全保障、地方の衰退――。
これらの課題に対し、自民党政治は古い発想から抜け出せず、抜本的な改革を打ち出せていません。
政策が「既得権益を守るための調整」に終始しており、未来に向けた投資と挑戦が欠けています。
今こそ、次の時代を見据えた新しい政治の枠組みが必要です。

<新しい政治勢力の結集を>
政権交代は目的ではなく、より良い社会を実現するための手段です。
理念と政策を共有できる人々が党派を超えて結集し、現実的で責任ある改革勢力を築くことが求められます。
多様な立場が協力し合うことで、初めて政治の活力と信頼が取り戻せます。

<野党の逡巡が自民を延命させている>
しかし現実には、野党が互いに牽制し合い、共通の旗を掲げることができていません。
政策論争よりも党利党略が優先され、結果として自民党の延命を許している構図です。
いま必要なのは、「非自民」かどうかではなく、「どんな社会をつくるか」という具体的な方向性です。

<野党が打ち出すべき現実的な改革軸>
野党がなすべきことは、立憲でも、国民でも、維新でもない、既存野党の枠組みを壊してでも現実的な改革路線を示すことです。
その軸は次の五つです。
1>分配と成長の両立
2>人への投資と1次産業の基盤強化
3>人口減少社会への対応
4>安全保障の再点検
5>エネルギーの確保と転換
これらを現実的な方針として示し、実行力を持って競い合うことが、政治への信頼回復につながります。

<信念を持って競い合う政治へ>
政治とは、信念を持って議論し、政策で競い合う営みです。違いを恐れず、対立を通じてより良い答えを導く――その姿勢こそ民主主義の原点です。
安定の名のもとに停滞を続けるのではなく、信念と責任をもって競い合う政治文化を取り戻すすべきです。
そこから、日本の再生が始まります。
単なる政権の延命、安定だけでは、日本の停滞はさらに深刻化するばかりです。

【25年10月17日 その6628『逢坂誠二の徒然日記』8325回】
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