徒然日記
連立の本質は違いを前提にした協力【25年10月12日 『逢坂誠二の徒然日記』8320回】
昨日は、函館市内を歩き、夕方にテレビ収録ため上京しました。今日は早朝の便で帰函します。
1)連立の本質は違いを前提にした協力
「安全保障、エネルギー、憲法など、基本政策で一致しなければ連立はできない」という声をよく耳にします。
確かに、国家の方向性を定める重要な分野で考えが異なれば、政権運営に支障をきたすとの指摘があります。
しかし、もし基本政策が完全に一致しているのなら、そもそも別々の党でいる必要はないのではないでしょうか。
政党とは本来、理念と政策を共有する共同体です。安全保障の在り方、エネルギー政策、憲法観まで一致するなら、同じ党として歩むのが筋です。
現在、日本の国会は多党化が進み、連立政権が不可避の時代にあります。
連立とは、完全な一致を求めるものではなく、異なる立場が「共通の課題で協力する」ための仕組みです。
一致ではなく協調――違いを前提にしながら、国民の暮らしを守るために力を合わせる。その姿勢こそが、政治の成熟を示すものだと私は考えます。
連立は、「同じ党ではないが、一時的・限定的に同じ方向を向ける課題について協力する」ための枠組みです。
言い換えれば、異なる立場の政党が、共通項によって政治を前に進めるための手段です。完全に一致していれば統合、隔たりが大きければ対立――その中間にこそ連立があります。
憲法改正に前向きな党と慎重な党が、同じ法案に賛成する例は枚挙にいとまがありません。
重要なのは、「一致していなければ排除」ではなく、「違いを認め合いながら、どこまで国民生活のために歩み寄れるか」という姿勢です。
その試みを重ねてこそ、私たちは成熟した民主主義の段階へと進むことができる――そう私は考えています。
【25年10月12日 その6623『逢坂誠二の徒然日記』8320回】
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玉木雄一郎がトップの国民民主党は自民党と組んで政策実現をしようとしている政党です。
自民党の政治を変えたいと頑張ってきたのが、立憲民主党です。
立憲民主党の代表が総理になって国の政治をリードするならまだしも、他党の党首を総理にしてまで連立するようなことは理解できません。