徒然日記
教員の勤務時間、依然として世界最長【25年10月10日 『逢坂誠二の徒然日記』8318回】
今日午前は国会で仕事、午後には帰函します。
1)教員の勤務時間、依然として世界最長
経済協力開発機構(OECD)が7日に公表した「国際教員指導環境調査(TALIS)2024」によりますと、日本の教員の勤務時間は参加国・地域の中で依然として最も長いことが明らかになりました。小学校で週52時間、中学校で週55時間と、前回(2018年)より1割ほど減少したものの、国際平均を10時間以上上回っています。日本の教員は今も「世界一忙しい」と言われる状況にあります。
< 授業よりも「周辺業務」に多くの時間>
調査では、日本の教員は授業時間そのものは国際平均より短い一方で、事務処理や部活動などの「授業外業務」に多くの時間を費やしていることが分かりました。
書類作成などの事務業務は週5時間で、平均の約1.5倍。
部活動などの課外活動は週6時間で、平均を4時間近く上回っています。
子どもと向き合う時間よりも、雑務や管理的な業務に追われる時間が長いのが実情です。
<ストレスの主因は「保護者対応」と「事務」>
教員が感じるストレスの要因として、保護者対応や事務作業が際立って高いことも指摘されています。特に若い教員ほど負担を感じており、ベテラン教員の大量退職で支える人材が減ったことも影響していると見られます。現場では「教える時間より処理に追われる」という声が強まっています。
こうした教員の長時間勤務の解消は急務です。文科省もこの問題の需要性を意識していますが、まだまだ対応は十分ではありません。
現在、審議中の新しい学習指導要領でもこの問題を真正面から捉えた対策が必要です。今の時間数を確保したままで、余白をやりくりする方法では問題の解決にはなりません。
【25年10月10日 その6621『逢坂誠二の徒然日記』8318回】
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