徒然日記

政策とは何か【25年9月11日 『逢坂誠二の徒然日記』8289回】

昨日午後、福井市から上京しました。
午前5時の都内、気温は26度程度、湿度も高目です。雲が多めですが、雲の切れ目があり、高い雲、低い雲、薄い雲、厚い雲、色々な雲が空全体に広がっています。東の雲は日の出前の太陽の光を受けているのでしょうか、様々な雲がオレンジ色の光を放ちちょっと気持ち悪い感じもします。日中の気温は33度程度、雨時々曇りの予報です。

1)政策とは何か
政策議論が大事だと指摘されますが、政策とは何でしょうか。

政策とは何かを一言で言えば、社会の目標を実現するために、国や自治体、政党などが選び取る「やり方」「手段」のことです。例えば、子育てを支援する仕組みや、地球温暖化を防ぐ取り組み、物価高に苦しむ人への支援策などは、すべて政策にあたります。つまり、政策は社会をより良くするための具体的な道具だといえます。

ただし、政策は単なる手段ではなく、その背後に必ず「基本的な考え方」や「目標」が存在します。たとえば増税という政策を考えるときでも、「なぜ増税するのか」「何のために財源を確保するのか」という目的が欠かせません。

この目的には、二つの大きな柱があります。
第一に、社会が何を大切にするのかという価値観です。自由や平等、人権の尊重、平和、環境の保護などがその代表例です。
第二に、憲法に定められた国の基本原則です。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義といった原則は、すべての政策を考えるときの土台になります。
さらに、政策を実際に設計するには、社会や経済の現実を正しく理解することが不可欠です。人口の減少、物価の上昇、国際関係の変化などの状況を踏まえずに政策をつくれば、現実に合わず効果を発揮できません。政策は、理念や価値観と現実とをつなぐ橋渡しなのです。

昨日、私が書いた次の三つは、
理念や価値観に相当するものだと思って頂ければ良いと思います。


「暮らし」を良くすること
*人や地域に投資して「未来」を守ること
*「正直」な政治を行うこと

ところで、政策は一度決めたら変えてはいけないのでしょうか。
答えは「変えるべき場合が多い」です。社会は常に変化しますから、目的達成のために、その変化に合わせて変更する場面も多くあります。また効果が出ていない政策や逆効果を生んでいる政策は見直し、改善しなければなりません。これが「変えてよい政策」です。
一方で、「変えてはいけない政策」もあります。それは、人権や自由を守る政策や、憲法の基本原則に関わる政策などです。これらは一時的な流行や政権の都合で揺らいではならない、大切な基盤です。政党の場合は、その理念を体現するような政策も、安易に変更してはなりません。

結局のところ、政策とは理念や価値観を社会の中で実現するための道具です。理念がなければ政策は方向を失い、政策がなければ理念は絵に描いた餅に終わります。理念と政策は車の両輪のように結びついて初めて、国民の暮らしを守り、未来の社会を築く力を発揮するのです。

【25年9月11日 その6592『逢坂誠二の徒然日記』8289回】
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