徒然日記

野田代表は何がしたいのか(逢坂誠二の徒然日記)

【25年8月25日 『逢坂誠二の徒然日記』8272回】
午前5時の都内、空高く雲が広がっています。気温は既に27度程度です。日中は晴れ、最高気温は36度の予報です。厳しい残暑が続きます。
昨日も大雨被害の現場を歩きました。来年の作付けへの影響を少しでも減らすため、関係機関とも連携しつつ対策を進めます。

1)野田代表は何がしたいのか?
昨年9月に野田佳彦さんが立憲民主党の代表に就任してから、まもなく1年になります。
この間、本会議や予算委員会での質問、さらには党首討論での応酬において、野田代表ならではの持ち味が遺憾なく発揮されてきました。

鋭い論理展開と落ち着いた語り口、相手を圧倒する迫力と同時に聞く者を納得させる説得力。まさに「野田流」と呼ぶべきものであり、他の誰にも真似のできないものです。こうした姿勢は、私たちにとって大いに学ぶべき点であり、高く評価されるべきだと感じています。

一方で、野田代表が何を目指し、どんな執念をもって取り組んでいるのか、その姿が伝わってこないのも事実です。この一年近く、私は息を潜めつつ耳を澄ましてきましたが、私の耳には、その強い意志や本心が響いてきませんでした。

政権交代への執念があるのか。何としても実現すべき政策を掲げているのか。野党第一党として他の野党をまとめ上げる意欲があるのか。あるいは、清濁あわせ呑んででも連立を模索する気概があるのか。どの角度から見ても、野田代表の腹の底が見えてこないのです。

確かに、発言や存在の安定感は評価すべきものです。しかし、その安定感を武器にして、じわじわと与党を追い込む周到さも感じられません。もちろん、鎖につながれた子犬のように吠え続けたり、場当たり的に動けば良いというものではありません。とはいえ政治とは、時に泳ぐ魚の群れに石を投げ込むような乱暴さ、破天荒さがなければ動かないのも現実です。

野田代表には、他の誰にもない安定と落ち着きがあります。それは大切な資質です。けれども、私はこの一年間待ち続けて、安定の中で静かに朽ちてしまうのではないかという危機感を強く抱いています。

私は野田代表に、今の国家的な危機――人口減少、社会保障の基盤強化、教育の立て直し、そして一次産業の持続可能性など――について、与野党を超えて議論を開始し、その牽引役を担っていただきたいと強く期待しています。

これは、野田代表が持つ真面目さ、実直さを考えれば、まさにうってつけのチャレンジであるはずです。国対的な見地からすれば地味に見えるかもしれませんが、だからこそ安定感のある野田代表が取り組みべきものであり、むしろ今の日本の本質を捉えた極めて重要な取り組みだと思います。

先日、私自身もその旨を野田代表に直接提案しました。しかし残念ながら肯定も否定もなく、その後の反応もありませんでした。大きな課題が目前に迫っている今、この沈黙は極めて残念なことです。
泳ぎ出さなければ、沈んでしまいます。

【25年8月25日 その6575『逢坂誠二の徒然日記』8272回】
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