徒然日記
少年北海丸が廃止?(逢坂誠二の徒然日記)
午前5時の函館、路面濡れ、まち全体に霧が広がっています。雨は降っていません。朝の気温は23度程度です。日中も曇り、29度の予報です。今日は、暑さが峠をこえるとされる処暑ですが、全国的に厳しい暑さが続いています。そして今日は新月です。
昨日は、先日の豪雨で被害のあった箇所を回ったり、クマ対策の会議に出席したりと、密度の濃い1日となりました。
1)少年北海丸が廃止?
函館少年刑務所では、様々な職業訓練が行われています。
その一つが、全国的に人気を集めている「マル獄シリーズ」の布製品です。濃紺の帆布に大きく「○獄(まるごく)」の屋号を染め抜いた前掛けが最初に作られ、市内のデパートで販売したところ大好評となりました。以来、作ればすぐに売り切れてしまうほどの人気ブランドに成長しています。現在では、前掛けやリバーシブルの手提げ袋、小袋、肩掛け袋など、約100種類の商品がラインナップされています。
もう一つの大きな特色は、全国で唯一、練習船を保有していることです。函館少年刑務所には5代目となる「少年北海丸」(99トン)があり、受刑者は看守の監視のもとで船に乗り込み、漁業実習などの訓練を受けます。所定の訓練を修了すると、6級または5級海技士(航海科、機関科)の国家試験受験資格を得ることができます。この取り組みは昨年、TBSテレビでも紹介されました。番組の様子は以下のURLからご覧いただけます。
newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1272516?display=1
この練習船による訓練を受けた者は、再犯率がゼロだといわれています。服役中の職業訓練として極めて有効であり、私が先日函館少年刑務所を訪問した際も、職員の皆さんが口をそろえてこの船の意義を高く評価していました。
ところが、この少年北海丸が2027年1月に廃止されるとの通告が突然あったのです。
7月31日、法務省の職員が函館少年刑務所に来所し、2027年1月以降は北海丸を廃止すると伝えました。
8月4日午前、私が函館少年刑務所を訪れ北海丸の有用性について説明を受けました。同日の午後には東京で法務省の担当者から再度、廃止方針を聞かされ、私は強く反対を申し入れました。
翌5日には法務大臣に直接会い、北海丸の廃止に反対であることを伝えました。大臣は「状況を調査する」と述べましたが、現時点では何の連絡もありません。
法務省は「費用対効果」を理由に挙げていますが、それが具体的に何を意味しているのか全く分かりません。現場で積み重ねられてきた努力や工夫、地域の皆さんの期待と応援を一切考慮しない一方的な判断は、理不尽であり、権力の乱用とすら感じます。
私はこの少年北海丸の存続に向け、今後も全力を尽くしてまいります。
【25年8月23日 その6573『逢坂誠二の徒然日記』8270回】
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