徒然日記
米ロ首脳会談(逢坂誠二の徒然日記)
午前4時の函館、空全体に雲が広がっていますが、ところどころ切れた雲間から群青色の空が見えています。日の出は午前4時50分頃です。朝の気温は22度程度です。日中は曇り、午後は雨の予報が出ています。予想最高気温は29度程度です。
1)米ロ首脳会談
日本時間の昨日朝、アメリカ・アラスカ州でトランプ大統領とプーチン大統領の会談が開かれました。これはウクライナ全面侵攻後、初めての米ロ首脳会談です。
世界は、この会談をきっかけにウクライナ戦争の終結に向けた道筋が開かれるのではないかと期待していました。しかし、即時停戦の合意には至らず、具体的な和平協議の進展も見られませんでした。戦争の終わりは、なお見えない状況です。
一方で、この会談はロシアにとって大きな成果だったと言えます。ウクライナ侵攻以降、ロシアは西側諸国から孤立しているように見えていました。ところが今回は、制裁を課しているトランプ大統領と直接会談を行い、大統領専用車に同乗する厚遇を受けました。さらに米軍基地での会談が実現し、今後の追加会談にも含みを持たせることができました。経済制裁が強化されることもなく、ロシアにとっては不利な点がほとんどない内容となり、むしろ孤立感をやわらげる効果があったと考えられます。
今回の会談で最大の焦点になったのは領土問題であったと推測されます。もし米ロの会談を通じて、ウクライナ領土の一部でもロシアへの割譲を認めることになれば、それは「力による現状変更」を認めることになります。つまり「法の支配」を否定することになり、今後の国際秩序に大きな悪影響を与えることになります。
この会談で改めて明らかになったのは、一度始めてしまった戦争を終わらせることがいかに困難かという事実です。だからこそ、戦争を始めてはならないということは自明です。
今後は、米ロの二国間だけでなく、国際社会が改めて協調してこの問題に取り組む必要があります。しかし、トランプ大統領が関税問題で各国と摩擦を抱えている現状では、国際協調を進めるのは容易ではありません。西側諸国の立場から見れば、国際情勢は膠着しているように映ります。
日本は、各国に対して国際社会が連携してこの問題に取り組むことと、領土割譲を認めない形での停戦を一貫して訴え続けることを、さらに強めなければなりません。
【25年8月17日 その6567『逢坂誠二の徒然日記』8264回】
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