徒然日記

江差姥神大神宮渡御祭(逢坂誠二の徒然日記)

【25年8月11日 『逢坂誠二の徒然日記』8258回】
午前5時の函館、雲が少なくスッキリと晴れています。気温は21度程度。西の空に満月をちょっと過ぎた月が浮いています。空気は秋の雰囲気です。日中も晴れ、29度の予報です。

1)江差姥神大神宮渡御祭
大学時代の同期に、江差町出身の女子学生がいました。私の学部は実験が多く、夏休みも十分に取れない学生が少なくありません。しかし彼女は、ふるさとの夏祭りのために帰郷すると言います。大学生になっても、わざわざ祭りのために帰ることに、当時の私は少し意外な思いを抱いていました。

卒業後ほどなくして、偶然にも江差町を訪れ、その「江差姥神大神宮渡御祭」に接する機会がありました。当時、人口1万数千人の町の中心部を、豪華な山車がいくつも練り歩きます。その華やかさは圧巻でしたが、何より私が驚いたのは町の一体感です。老若男女が心を一つにし、大人も子どもも地域全体で祭りに参加しています。特に高校生くらいの若者が、真剣に、そして誇らしげに祭りに打ち込む姿は印象的でした。

昨日、このお祭りに約40年ぶりでお邪魔しました。

限られた時間でしたが、茂尻町の山車(ヤマ)「誉山」を私も牽かせていただきました。13台の山車それぞれのお囃子が町中に響きわたり、頭の中は太鼓、笛、鐘の音のごった煮状態です。山車はゆっくり進み、1分もすれば再び停止して、先の山車が動くのを待つ――練り歩きはこの繰り返しです。けれど、このゆったりとした時間の中で、子どもたちは子どもなりに、大人たちは大人なりに、とりとめもない話をしながら過ごしています。一人の若者は「大学の夏休みで帰省中に参加している」と話してくれました。まさに私の同級生と同じです。

タイパやコスパの尺度では計れない、しかしかけがえのない時間。祭りに集う人々は、この時間の中で世代を超えてつながり、同じ空気を吸い、同じ鼓動を共有している――そう感じました。彼女にとって姥神のお祭りは、単なる行事ではなく、自らの原点であり、心の拠り所だったのだと思います。

遠い昔のニシン景気の息吹を、現代に伝える江差の誇り。歴史と華やかさが融合した、濃厚な時間を過ごすことができました。江差の皆さん有り難うございます。

【25年8月11日 その6561『逢坂誠二の徒然日記』8258回】
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