徒然日記
明らかな負けです(逢坂誠二の徒然日記)
昨日、函館市内で活動し、夕方、上京しました。今日は選挙後のことについての打ち合わせや、都内で挨拶回りをします。
午前4時の都内、雲が少なく晴れです。気温は既に26度程度で、熱帯夜だったようです。日中も晴れ、予想最高気温は35度です。今日は大暑、一年で最も暑い時期とされます。
1)明らかな負けです
昨日昼頃、参議院選挙の議席がやっと確定しました。
我が党は、選挙区15、比例7の22議席となり改選数と同じ結果になりました。
改選前と同じ議席を確保できたのだから、負けではないとの評価もあります。しかし自公が議席を減らし、国民と参政があれほど議席を増やした中での現状維持ですから、明らかな負けと言わざるを得ません。
選挙前から私が注視していたのは、青森、大分、宮崎でした。ここは、しっかり戦えば勝てる可能性が高いと判断し、複数回、応援に入りました。逆に新潟は、僅差で負けるかもしれないと懸念していたため、ここも複数回選挙区入りをしました。いずれも私の読み通りの展開になり、三つの選挙区で何とか勝利をおさめることができました。
岡山も私が注視していた選挙区でしたが、事前に入ることもできなかったうえ、選挙期間中も1回しか訪問できませんでした。もちろん私が入ったから勝てる訳ではないのは当然ですが、力を尽くしきれず個人的には申し訳なく感じています。
私が誤算だったのは、福岡と茨城です。福岡は勝利に対し一抹の不安がありました。しかし福岡は我が党の議層も厚く、私が行かなくても大丈夫だろうとたかを括っていましたが、よもやの5位で当選することはできませんでした。茨城は、事前には福岡以上に大丈夫だと見ていたのですが、後半になって参政党にどんどん押し込まれ圏外に弾き出されてしまいました。
6年前は、福岡も茨城も応援に入ったのですが、今回、一度もお邪魔できず勝てなかったのは残念でなりません。
もっと多くの選挙区に、回数多く入りたかったのですが、今回は、個人的に日程を組んで、地元選対には迷惑をかけない自己完結方式を基本として対応したため、この程度を回るのが限界だったのかもしれません。党の幹部としてではなく、一人の議員としての応援だったため応援に対し強く濃淡をつけることができましたが、個人の応援は課題も多かったのも事実です。次回に向けての大きな教訓です。
比例に関しては、候補者本人の努力だけではなく、党勢に左右される部分が多くあります。
色々と思うところがありますが、国民762万票、参政743万票、立憲740万票と2党の後陣を排する結果となったのは多いに反省しなければなりません。今後、キチンとした要因分析を行い、確実な対策を講ずる必要があります。
比例区個人候補の活動は、支援団体の違い、候補者の個性によって十人十色ですが、その中でもやはり獲得票数の多寡に関わるのが、ネット戦略です。ネットでの打ち出しの違いが、最終盤に票が伸びるかどうかの差になっています。ここもしっかりとした検証が必要です。
いずれもしても比例票が、私の想定を下回り相当深刻に受け止めています。党のあり方も含め大きな決断をすべき時かもしれません。
北海道選挙区は、勝部けんじさんが、トップにはなれませんでしたが、1位の候補と同じく50万票台を獲得できたことにちょっとだけ安堵しております。
5位となった国民候補と3位で当選した自民党候補との票差は9,300票弱。また自民党2候補の得票数は約880万票、旧民主系2候補は約825万票。この状況を考慮すれば、うまく票割りができれば、2016年の鉢呂、徳永の2名当選のように、今回も民主系2名が当選できたのではないかとの見方もあります。
今回の候補者選定の国民民主党とのやり取り、これまでの国民民主党と我が党の関係などを考えると、効率的な票割りの実現は、簡単なことではないのは事実ですが、そうしたことを実現できなかったことに対し、道連代表として私の責任は大きいと感じております。選挙は結果が全てです。自民2人の当選を許したのは私の不十分さだと反省しております。
最後に、国民民主党の「手取りを増やす」は、具体的に生活の改善を連想させやすく、他のスローガンに比べても政策の方向性が最も明快です。
これに対し、立憲民主党のスローガン「物価高からあなたを守りぬく」は、生活の不安に寄り添おうとする意図は感じられますが、「何をどうするのか」の輪郭が弱く、政策イメージに結びつきにくい点が課題だったと思います。スローガン単体でのメッセージ力を高めるためには、「守る」だけでなく、減税・所得補償・家計支援などの具体ワードの導入が有効だったのかもしれません。この点も、今後、キチンと検証しなければなりません。
昨日から今日にかけて思いついたことをなどをつらつら書きました。正式な選挙総括は後日となります。
【25年7月22日 その6541『逢坂誠二の徒然日記』8238回】
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