徒然日記
未来を守るための安定(逢坂誠二の徒然日記)
午前4時の函館、空全体に雲、さらに霧にも覆われて路面が濡れています。雨は降っていませんが、湿度は90%以上です。台風5号の影響かと思います。
昨日、青森県で、福士ますみ候補の応援を行い、夜の新幹線で帰函しました。今日は地元活動を行い、明日は宮崎で、山内かなこ候補の応援の予定です。
1)未来を守るための安定
「自公政権の継続で、政治の安定を。」
「自公が過半数割れずれば、政治が不安定になり、大変なことになる。」
与党議員の演説でこのような言葉が繰り返されています。
確かに、政治の安定は重要です。国際情勢が不安定さを増し、国内でも物価高や災害対応など、迅速な決断と実行が求められる局面が多くあります。そうしたときに、政治が混乱していてはなりません。
しかし、私たちは問い直さなければなりません。
何のための安定なのか。誰のための安定なのか。
13年間、自公政権が続いています。しかし人口減少は止まらず、地域の1次産業は衰退の一途。若い世代は将来に希望が持てず、非正規雇用や子育ての負担にあえいでいます。この現状を是正することなく、ただ同じ政策を繰り返すだけの「安定」に意味はあるのでしょうか。
16年前、私たちは子ども手当の創設、授業料無償化、少人数学級、農業の戸別所得補償など、社会の根本を変える政策を掲げ、その一部を実行に移しました。家計を支え、地方を支え、未来を支えるための転換でした。
しかし2012年末以降、自公政権はこれらの政策を「バラマキ」と切り捨て、ことごとく後退させました。
教育や子育て、農業、医療・介護への投資よりも、アベノミクスと称する経済政策に力点を置きました。大企業が儲かれば、その恩恵は、いずれ中小企業、地方にも波及する。いわゆるトリクルダウンです。しかし我々が下野してからの13年間、そんなことは起きたでしょうか。残念ながら人口減少、1次産業や地域の衰退にも歯止めがかかっていません。逆に日本の財政は悪化し、日銀が多額の国債を抱えこみ金融政策の選択肢が狭まり、非正規雇用が増え、社会の分断は深まり、不安定さはむしろ広がったのではないでしょうか。
安定とは、現状維持のことではありません。ましてや自公政権のための安泰でもありません。
真の政治の安定とは、「変えるべきは変える」という意思と行動によって、社会の基盤を守ることです。
私たちは、自分たちに都合の良い安泰ではなく、暮らしの実感に根ざした安定をつくります。
「未来を守る安定」こそ、今の日本に必要なのです。
【25年7月15日 その6534『逢坂誠二の徒然日記』8231回】
ohsaka.jp/support.html
go2senkyo.com/donate/agree/123556
#逢坂誠二 #おおさか誠二 #立憲民主党 #立憲 #立民 #政治家 #国会議員 #衆議院議員 #函館 #五稜郭 #政治の安定