徒然日記
物価高対策と構造改革の両立をめざして(逢坂誠二の徒然日記)
昨日は、猛暑の宮崎市内で「山内かなこ」候補の応援に入りました。
本日は早朝の新幹線で名古屋に入り、「田島まいこ」候補を応援します。夜には函館に戻り、地元の皆さんの声をじっくり伺ってまいります。
全国を駆け巡りながら、仲間とともに新しい政治をつくるべく、全力で取り組んでいます。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
1)物価高対策と構造改革の両立をめざして
最近の報道では、各党の物価高対策に対し、「目先のばらまきではなく、将来を見据えた政策を」という厳しい指摘が見られます。私も、この意見に大いに共感します。
しかし一方で、今まさに生活に困っている方々を支えずに、「効率」や「公平性」ばかりを優先するわけにはいきません。日本の行政はIT化が遅れており、真に支援が必要な方へ迅速かつ的確に手を差し伸べる体制が整っていないのが現実です。
だからこそ、多少の非効率や「ばらまき」との批判があっても、生活困窮者を守るための緊急対策を講じる必要があります。同時に、そうした対策を「一時しのぎ」で終わらせず、日本社会の構造自体を変えていく改革にも、本気で取り組まねばなりません。
【重視すべき二つの構造改革】
(1) 税と社会保険料の格差是正
高所得者と中低所得者との負担の不均衡を正し、「能力に応じた負担」という原則に立脚した制度改革が求められます。給付付き税額控除の導入は、その一つの重要な手段です。
(2) 物価上昇に見合った賃金の確保
物価だけが上がり、賃金が追いつかない今の構造を変え、「物価上昇に見合う賃金」が当たり前になる経済を築いていかなければなりません。
この実現のために、以下の取り組みを重視します。
【1】中小企業の賃上げを可能にする環境整備
*公正な取引慣行の確立(価格転嫁の実効性確保)
*賃上げ促進税制の強化と簡素化
*最低賃金の段階的引き上げ
【2】労働環境の質を高める構造改革
*非正規雇用から正規雇用への転換支援
*リスキリングや職業訓練など、人への投資の強化
【3】物価高に対抗するマクロ経済政策
*介護・保育・医療・建設などの「公的価格」の引き上げ
*需要主導型の経済構造への転換
【4】構造的な賃金抑制要因の是正
*派遣・請負など多重構造の是正
*男女間・地域間の賃金格差の是正
【まとめ】
「賃金を上げろ」と言うだけでは、賃金は上がりません。持続可能な賃上げには、経済構造そのものの転換という覚悟が不可欠です。物価の上昇に見合った賃金を保障することは、国民の暮らしを守るだけでなく、社会全体の活力と経済の回復にもつながる、日本の未来にとって最も重要な政策課題の一つです。
これからも私は、「生活者を支える即効的な対策」と「未来を見据えた構造改革」、この両輪をもって、国民の暮らしを守り、日本政治を前へと進めてまいります。
【25年7月5日 その6524『逢坂誠二の徒然日記』8221回】
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#逢坂誠二 #おおさか誠二 #立憲民主党 #立憲 #立民 #政治家 #国会議員 #衆議院議員 #函館 #五稜郭 #物価高対策
「物価上昇に見合った賃金の確保」として挙げた政策は全てインフレ加速政策ですよ。
「物価だけが上がり、賃金が追いつかない今の構造を変え、「物価上昇に見合う賃金」が当たり前になる経済」??
なぜ「物価上昇」を所与としてしまい、物価を抑えることを考えないのか?
立憲民主党もインフレ税に逃げようとするのですか?
世界中のどこの国でも、インフレには政策金利を上げることで対応するのがセオリーですよ。
なぜこのオプションを排除するのか?
実際は、金利を上げると国の財政と日銀の財務が破綻するから上げられない、だから日銀は、
G7で実質インフレ率が最も高いのに政策金利がダントツで低い異常な状況でも
あれこれ言い訳して金利を上げない(「上げる」と口では言いますが)のですが、
このアベノミクスの帰結を繰り返し有権者に訴え、財政と金融の正常化こそを主張すべきでしょう。
簡単な道のりではないと思いますが、現状を正しく認識し、将来の日本のためその場しのぎではない
本質を見た議論と政策を構築する。これこそ立憲民主党、特に逢坂さんの方向性と
期待していたのですが。