徒然日記
マイナンバー(逢坂誠二の徒然日記)
夜明け前の函館、昨日の冷たい雨も上がりました。東の空に雲がありますが、雲の隙間から明るさが見えます。朝の気温は6度程度です。日中は晴れ間も広がり、最高気温は15度程度と予想されています。昨日よりも6度程度高くなります。
1)マイナンバー
日本では、マイナンバー制度に対して不信感を持っている人がたくさんいます。たしかにマイナンバーカードを持っている人は増えてきましたが、「マイナンバーをもっと活用しよう」とすると、必ず「情報が漏れるのではないか」「プライバシーが心配だ」という声が上がります。特に、年金の記録が消えた問題や、マイナンバーに他人の情報が間違って登録された事件などがあり、制度への不安が消えないのが現実です。
こうした不信感の背景には、そもそも「政府を信用できない」という気持ちがあります。政治家の不祥事や、行政機関のずさんな対応が繰り返されるなかで、多くの人が「政府がきちんと個人情報を守るとは思えない」と感じています。つまり、マイナンバーそのものに対する不安に加えて、それを扱う政府に対する信頼が低いことが、大きな問題です。
ですが、現代の複雑な社会では、マイナンバーのような仕組みがなければ、効率的な行政サービスは難しいのが現実です。たとえば、生活に困っている人をすぐに見つけて支援したり、正しく税金を納めたり、無駄なく年金や医療サービスを提供したりするには、個人ごとの情報をしっかり管理して活用することが必要です。もしマイナンバーがなければ、手作業で情報を集めたり、何度も書類を提出させたりすることになり、スピードも正確さも落ちてしまいます。
マイナンバーの活用が進まないままだと、逆に困るのは国民自身です。たとえば、給付金が必要なのに申請手続きが煩雑で時間がかかったり、支援が漏れて本当に必要な人に届かなかったりするかもしれません。また、不正な受給を防げず、本来助けるべき人への支援が足りなくなるリスクもあります。事務コストが膨大になることも見逃せない点です。結局のところ、マイナンバーが使われないことで損をするのは、困っている国民自身なのだと私は思います。
さらに考えると、マイナンバーは国民一人ひとりが自分の権利をきちんと行使するためにも大切な仕組みです。医療や年金、税金、福祉サービスなど、自分が受けられる制度を正しく利用するためには、正確な個人情報管理が欠かせません。マイナンバーは「国に管理される」ためのものではなく、「自分の生活を守るための道具」だと考えるべきです。
だからこそ、今後、政府がやるべきことははっきりしています。まず、マイナンバーの使い道をきちんと限定し、「監視には使わない」と明確にルールを決めること。次に、情報漏洩を防ぐために、サイバーセキュリティ対策をもっと強化すること。そして、マイナンバーを使った支援や給付で、国民に「これは便利だ」と思ってもらえる成功例を作ることです。さらに、マイナンバーの登録や活用は急がず、国民自身が選べる仕組みにして、安心して利用できるようにする必要があります。そして何より、政治家や行政が誠実な対応を続け、少しずつでも信頼を取り戻す努力を続けなければなりません。
マイナンバーは、国民の生活を支える大切な基盤です。制度を信頼できるものに育てることは、政府だけでなく、社会全体の課題だと考えています。
【25年4月30日 その6458『逢坂誠二の徒然日記』8155回】
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