徒然日記

人口減少を認識する(逢坂誠二の徒然日記)

【25年4月24日 『逢坂誠二の徒然日記』8149回】
午前5時の都内、多少路面は濡れ気味ですが、雨は降っていません。雲が広がっています。朝の気温は17度程度。日中も曇りで、夕方には晴れ間が広がるようです。日中の予想最高気温は24度程度です。

1)人口減少を認識する
25年3月10日 『逢坂誠二の徒然日記』8104回で、日本の合計特殊出生率が2を超えたとしても、今後100年以上にわたって人口減少が続くという見通しについて述べました。

note.com/ohsakaseiji/n/ne775ea2045f5?sub_rt=share_pw

その日記の骨子は次の通りです。

1.合計特殊出生率が回復しても人口減少は止まらない
仮に出生率が2.1を超えたとしても、高齢化による死亡数の増加が続くため、人口の自然減は止まらず、結果として100年以上人口減少が継続する可能性が高い。しかも、出生率を2以上に回復させること自体が極めて困難です。

2.少子化対策の目的を明確にすべき
多くの人が「少子化対策=人口を増やす政策」と捉えがちですが、非現実的な出生率にならない限り人口は増えません。したがって少子化対策の本質は人口増ではないのです。この主眼は、出産を望む人が安心して子どもを持てるようにする「希望出生の実現」にあります。この点を明確にしないと、人口が増えないことをもって政策の失敗と見なす誤解が広がりかねません。

3.国のかたちを「人口減を前提に」再構築すべき
人口が減少し続けるという現実を直視し、これを前提とした持続可能な社会の構築を進めるべきです。従来の拡大・成長型社会を前提とした制度や政策の見直しが不可欠です。社会の規模が縮小する中で、豊かさと安心をどのように確保していくかが問われています。

このような現実を踏まえ、これからの政策には次の二つの柱が重要であると考えます。

・出産希望の実現支援
不妊治療への公的支援、経済的負担の軽減、住環境の整備、保育サービスの充実など、ライフサイクルを通じた包括的な支援体制が必要です。安心して出産・子育てできる環境こそが、将来に希望を持てる社会の基盤になります。

・多様な外国人材との共生社会の構築
労働力の補完にとどまらず、異なる文化や価値観を持つ人々と協働する中で、地域社会の活力と創造性を高めていくことが求められます。そのためには、受け入れ体制の整備と、多文化共生を支える地域づくりが欠かせません。

何より重要なのは、「少子化対策を行なっても人口は減り続ける」という現実を正しく認識し、そこから政策の目的や方向性を丁寧に見定めることです。この認識こそが、今後の社会設計の出発点となります。

【25年4月24日 その6452『逢坂誠二の徒然日記』8149回】
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