徒然日記

河野龍太郎さんの政策提案(逢坂誠二の徒然日記)

【25年4月23日 『逢坂誠二の徒然日記』8148回】
午前5時の都内、弱い雨が降っています。気温は16度程度です。日中も雨、予想最高気温は19度の見込みです。

1)河野龍太郎さんの政策提案
河野龍太郎さんの『日本経済の死角』(ちくま新書)では、日本経済の長期停滞や賃金の伸び悩みを生み出している「収奪的なシステム」から脱却し、成長の果実を広く分配する「包摂的な経済」へ転換するための政策が提案されています。以下に河野さんが提示する主な対策・政策を私なりに整理しました。(読み方が間違っているところもあるかもしれません。)

1) 実質賃金の引き上げと分配構造の是正
*企業に賃上げ(特にベースアップ)を促す
*内部留保の有効活用(賃金・投資への再配分)を図る
*同一労働同一賃金の徹底で、非正規と正規の格差是正
*下請け取引の適正化などにより、中小企業にも利益を分配

2)雇用制度の漸進的改革
*年功賃金に偏らず、若年層を能力に応じて登用する制度(早期選抜など)の導入。
*長期雇用の利点を残しつつ、職務に基づいた評価(ジョブ型的要素)を取り入れる。
*非正規から正規への転換支援やキャリアアップ施策の強化。
*労働市場の流動性向上と、リスキリング(再教育)の推進。

3) 企業統治の見直し(コーポレートガバナンス改革の再設計)
*株主第一から、従業員や社会全体を重視する「多様な利害関係者型」へ。
*内部留保の過剰蓄積や短期的な株主還元偏重の是正。
*長期的価値創造を促す企業経営への転換。

4)技術革新(イノベーション)の「包摂的」活用
*教育・職業訓練・再教育(リスキリング)への公的投資を強化。
*AI・デジタル技術の恩恵を社会全体に配分する制度設計。
*市場の独占や格差拡大に対応する規制・税制の整備。

5)金融・財政政策の再構成
*金融緩和依存からの脱却と、金融政策の段階的正常化。
*家計部門の可処分所得を増やすための税制改革(逆進性の緩和)。
*財政支出の重点化:将来の成長に資する分野(教育・インフラ・地域)への集中投資。

6)経済運営の基本姿勢の転換
*成長だけを目標とせず、「人々の生活の豊かさ」「格差是正」「社会の安定」を目的とする経済運営へ。
*政府・企業・社会が連携し、「包摂的で持続可能な経済システム」の構築をめざす。

このように、河野さんは単なる一時的な景気対策ではなく、構造的な改革によって持続可能な成長と分配の好循環をつくることを提案しています。特に「実質賃金の向上」「企業の行動変容」「分配の公正化」が中心テーマです。

まさに私が以前から指摘している問題意識とほぼ一緒であり、今後、こうしたことを基本に政策の具体化に向けて落とし込んでまいります。

【25年4月23日 その6451『逢坂誠二の徒然日記』8148回】
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