徒然日記
平和のための研究(逢坂誠二の徒然日記)
午前5時の都内、晴れです。気温は13度程度。日中も晴れ、23度程度になる見込みです。今日、午後から園遊会に出席します。
1)平和のための研究
政治の第一の役割は、国民の命と暮らしを守ることにあります。
そのためには、平和を維持することが極めて重要です。
しかし、平和はただ願うだけでは実現しません。私たちは、戦争を未然に防ぐための知恵と工夫、そしてあらゆる手段を尽くす覚悟をもって、平和を「守る」だけでなく、「築き続ける」努力を重ねていかなければなりません。
そのために、私は「平和であり続けるための研究」が不可欠だと考えています。この研究は、外交・法制度・教育・経済・技術・安全保障など多岐にわたり、より幅広い分野を含むものです。たとえば:
・紛争の構造や発生メカニズムを解明する国際政治学・平和学
・民族・宗教対立を回避するための対話・共生を促進する社会科学研究
・気候変動や自然災害などの国家的脅威に対応するレジリエンス強化研究
・サイバー攻撃や偽情報の拡散に対抗する情報セキュリティ研究
・核拡散を防ぐ兵器管理・不拡散政策の研究
・そして万一の事態に備え、武力の行使を抑止するための防衛技術や安全保障政策の研究
── いわゆる「軍事研究」もまた、平和を守るための選択肢の一つとして、文脈を正しく理解しながら行うべきだと私は考えます。
重要なのは、こうした研究が戦争の回避と抑止、平和の構造的維持に資するものであること。また、研究が民主的な統制、倫理的配慮、そして社会的信頼のもとで行われることが前提となります。こうした観点から、研究活動のあり方についても不断の検証と対話が求められます。
日本学術会議は、過去の戦争協力への深い反省に立ち、「軍事的安全保障研究は、学問の自由と学術の健全な発展と緊張関係にある」として、慎重な立場を取っています。一方で、同会議はすべての軍事関連研究を一律に否定しているわけではなく、研究の目的・資金源・成果の応用可能性を、研究者自身と学術コミュニティが倫理的・技術的に判断する仕組みを整えることを提言しています。
私は、こうした考え方を尊重しつつ、平和維持のための研究を幅広く推進する環境づくりが必要だと考えています。そのためには、次のような取り組みが重要です。
1. 研究者が安心して研究に取り組めるよう、大学・研究機関ごとに透明性の高い審査制度を整備すること
2. 研究成果が社会に開かれ、秘密性や不透明性を最小限に抑えた制度運営を行うこと
3. 政府・研究者・市民が対話を重ね、平和に資する研究とは何かを共に考える場を確保すること
4. 人道と倫理に立脚したガイドラインを整備し、研究が社会的価値と矛盾しない形で進められること
研究の自由と社会的責任は、決して対立するものではありません。むしろ、それらを両立させる制度と文化を育てることこそが、民主主義と平和を支える力になると私は信じています。そして、政治にはその環境を整える責任があります。
私はこれからも、「平和を築き続ける政治」の役割を誠実に果たしてまいります。
【25年4月22日 その6450『逢坂誠二の徒然日記』8147回】
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