徒然日記
「肯定」からはじめる地域づくり(逢坂誠二の徒然日記)
昨日は終日、札幌市内で経済団体等の皆さんと政策懇談会を実施しました。夜の便で上京し、今日は本会議などがあります。
午前5時の都内、雲が広がっていますが、所々から青空も見えます。朝の気温は13度程度です。日中は晴れ、21度程度になる見込みです。
1)「肯定」からはじめる地域づくり
街づくり、地域づくり──呼び方はさまざまですが、「地域振興」の現場では、地域の将来を語るはずの場で、しばしば地域そのものを否定するような言葉が繰り返されています。
「働く場所がない」「企業がない」「だから若者が出ていく」。そうした声は、どの地域でも耳にします。
私が、「農産物や水産物が豊富じゃないですか」と水を向けると、「それを生かしきれていない」と返され、「観光客もたくさん訪れていますよね」と言えば、「観光に来るだけで、住みたいとは思われていない」と、また否定が返ってくる──。こうしたやり取りを、何度も経験してきました。
もちろん、課題がないとは言いません。しかし、地域づくりの出発点は“否定”ではなく、“肯定”であるべきだと私は考えます。
すでに地域にある資源──自然、食、文化、人材──に改めて目を向け、それらを価値あるものとして受け止めること。地域に住む私たち自身が、その魅力を認識し、活かしていこうとする意志を持つこと。そこから、地域づくりははじまるのです。
欠点ばかりをあげつらっていても、前向きな議論は生まれませんし、誰もその地域に希望を抱くことはできません。
私はこの話を、さまざまな場所で繰り返し伝えています。しかし、残念ながら理解が広がっているとは言い難いのが現実です。
仮に「なるほど」と頷いていただけたとしても、多くの場合、議論は結局「だからまずは企業誘致だ」という結論に戻ってしまいます。
もちろん企業誘致も大切な施策の一つです。しかし、それだけに頼る発想では、地域のもつ本来の力を引き出すことはできません。
これからも「肯定」からの地域づくりの有意さを伝えて行きたいと考えております。
【25年4月15日 その6443『逢坂誠二の徒然日記』8140回】
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