徒然日記
第2青函トンネル(逢坂誠二の徒然日記)
昨夜、そして今日、道連の仕事のため、昨夕、札幌入りしました。午前4時の札幌は雲が多くどんよりした感じです。今にも雨が落ちそうです。朝の気温は7度程度。日中も雲が多く、時折、雨になるかもしれません。予想最高気温は10度程度です。
1)第2青函トンネル
現在の青函トンネルは、本州と北海道を結ぶ唯一の鉄道トンネルであり、本州と北海道間の人流・物流の大動脈として極めて重要な役割を担っています。特に貨物輸送においては、本州~北海道間の農産物や水産物の多くがこのトンネル経由で輸送され、農産物や水産物の安定供給、そして冬季や悪天候時の代替輸送路としての機能など、国民生活と経済活動を支える重要なインフラです。
その一方で、青函トンネルは1988年の開業以来、すでに37年近くが経過し、老朽化が進んでいます。高湿度かつ塩分を含む海底環境により、設備や構造物の劣化が著しく、維持管理には高度な技術と多額の費用が必要とされています。また、2016年からは新幹線と貨物列車の共用が始まりましたが、すれ違い時に新幹線が減速を強いられるなど、運行効率や安全性に課題を抱えています。こうした構造的な制約により、整備作業の時間も限られ、トンネルの安定運行を将来にわたって維持することは簡単な状況ではありません。
このような背景を踏まえると、青函トンネルのみに依存する現状はきわめてリスクが高く、災害時や重大事故の際に代替ルートが存在しないことは、国家的な脆弱性ともいえます。したがって、第2青函トンネルの建設は、災害リスクの分散、輸送の安定化、そして国家インフラの冗長性(バックアップ体制)確保という観点から必要不可欠です。さらに、新トンネルが建設されれば、既存トンネルを貨物専用、新トンネルを新幹線専用とする「貨客分離」も可能となり、所要時間の短縮や輸送効率の向上が期待できます。
また、ドライバー不足や環境問題に対応するためのモーダルシフト推進においても、鉄道貨物輸送の強化は避けて通れません。そのためには、輸送容量を拡充し、将来にわたる持続可能な物流網を確保することが重要です。
以上のように、現在の青函トンネルの重要性を認識しつつも、その老朽化と構造的制約を踏まえれば、第2青函トンネルは未来の日本を支える「安全・安心・効率的」な国家基幹インフラとして、早期に検討し、具体化を進めるべきプロジェクトだと考えています。
【25年4月14日 その6442『逢坂誠二の徒然日記』8139回】
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