徒然日記
飼料の多くが輸入(逢坂誠二の徒然日記)
午前4時の函館は、路面が濡れていますが、雨も雪も降っていません。空全体に雲が広がっています。朝の気温は2度程度。日中も曇りか雨、最高気温は6度程度の予報です。昨夜、自閉症啓発デーのイベントに参加し、今朝街頭に立った後、本会議に向かいます。
1)飼料の多くが輸入
飼料とは牛や豚などの家畜に与えるエサのことです。日本ではこの飼料の多くが輸入に頼っています。
日本の畜産業を支える飼料には、大きく分けて「粗飼料」と「濃厚飼料」があります。粗飼料は牧草や稲わらなど繊維質が多い飼料で、濃厚飼料はトウモロコシや大豆などの穀物中心で栄養価が高いものです。(最近は、粗飼料と濃厚飼料の区別が難しく一括して飼料とする傾向もあります。)
全体として、日本の飼料自給率はおよそ25〜27%程度にとどまっており、国は2030年までに34%へ引き上げる目標を掲げています。粗飼料は比較的自給が進んでいて、近年ではおよそ75〜80%を国内でまかなっています。一方、濃厚飼料はそのほとんどを輸入に頼っており、自給率は10%台前半にすぎません。
粗飼料については、北海道を中心とした牧草地や、水田で栽培される飼料用稲(稲WCS)などが主な供給源です。また、稲わらや麦わらも活用されていますが、一部は品質や量の面で輸入乾草(アメリカ産のアルファルファなど)に頼らざるを得ない現状があります。それでも、国内生産の体制は整いつつあり、自給率の維持・向上が期待できる分野です。
一方、濃厚飼料の主な原料であるトウモロコシや大豆かすの大半はアメリカやブラジルなどからの輸入に依存しています。国内では、飼料用米や食品製造副産物を利用した「エコフィード」などが活用されていますが、量的には限定的であり、まだまだ輸入依存の構造は大きく変わっていません。
このような輸入偏重の構造には、国際情勢や気候変動の影響によるリスクが当然つきまといます。最近では、ウクライナ情勢や円安の影響で輸入飼料価格が高騰し、畜産経営に大きな負担がかかりました。飼料費は畜産経費の3〜5割を占めるため、価格の変動は畜産経営に大きな影響を与えます。
こうした中で、国は飼料の安定確保に向けていくつかの政策を展開しています。まず、国産飼料の増産を支援するため、飼料用作物の作付けや水田の飼料利用(飼料用米・稲WCS)を促進しています。さらに、TMRセンター(飼料混合施設)や飼料生産を請け負うコントラクターの整備など、地域全体で飼料の生産と利用を支える仕組みづくりも進められています。
また、未利用資源を活用する「エコフィード」や、稲わらの地域内活用といったバイオマス資源の有効活用も重要な柱とされています。これにより、飼料の自給率向上だけでなく、資源循環型の農業も同時に推進されています。
さらに、輸入に対する備えとして、飼料の備蓄体制の強化や、配合飼料価格が高騰した場合の補助制度も整備されています。加えて、輸入先の多様化や、飼料用トウモロコシの契約栽培といった調達リスクの分散も進められています。
今後は、スマート農業の導入や、環境への配慮と両立した飼料生産技術の確立も課題とります。飼料の自給率を少しでも高め、安定的な畜産と食料供給体制を築くことが、日本にとってますます重要なテーマとなっています。肥料同様、現在の政策をさらに点検し、飼料自給率の向上に力を尽くして参ります。
【25年4月3日 その6431『逢坂誠二の徒然日記』8128回】
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