徒然日記

肥料はほぼ100%輸入(逢坂誠二の徒然日記)

【25年4月2日 『逢坂誠二の徒然日記』8127回】
午前5時の都内、冷たい雨が降っています。気温6度程度です。日中も雨、予想最高気温は11度程度の見込みです。

1)肥料はほぼ100%輸入
これまでも日本の肥料の状況について言及していますが、改めて整理しました。

日本の農業用肥料において重要な窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)の三要素は、いずれも原料の多くを海外に依存しており、自給率は極めて低い状況です。

窒素肥料は、かつて国内で尿素などを生産していた時期もありましたが、現在ではそのほとんどをマレーシアや中国などから輸入しており、自給率は約5%程度にとどまります。国内では家畜ふん尿や植物残渣などの有機資源を活用した有機質肥料の導入が進んでいますが、コストや生産設備の面から窒素肥料を完全に自給するのは困難です。

リン酸肥料は、原料であるリン鉱石が日本には存在しないため、事実上自給率はゼロです。従来は主に中国から輸入されていましたが、2021年以降の中国による輸出制限により供給が不安定となりました。現在はモロッコや米国などへの調達先の分散が進められています。一方で、下水汚泥や鶏ふん焼却灰などの国内資源を活用したリン回収の取り組みも始まっており、一部自治体では再生リンを用いた肥料の供給も始まっています。ただし、コストや品質管理、流通の面で課題も残されています。

カリ肥料についても、日本にはカリ鉱石が存在しないため、輸入に全面的に依存しています。主な輸入先はカナダで、全体の約7割を占めています。ロシアやベラルーシといった他の主要生産国からの供給は、国際情勢の影響で困難となっています。国内では木灰や家畜糞由来の液肥などを活用する試みもありますが、カリ成分の回収や再利用は難しく、自給率の向上は容易ではありません。

このように日本の農業は、ほぼ100%が輸入の化学肥料に支えられており、極めて脆弱な状態です。

こうした背景を受けて、日本政府は「みどりの食料システム戦略」において、2030年までに化学肥料の使用量を、2016年に比べ20%削減し72万トンにする目標を掲げています。その実現には、国内の未利用有機資源の活用や、肥料の精密施用による効率化が不可欠です。

*堆肥や下水など肥料成分を含有する国内資源の利用
*肥料の適正施肥
*調達国の多角化
*肥料原料の備蓄
*価格急騰時のコスト補填

現在、こうした取り組みを進めていますが、これらの対策を今一度点検史、肥料供給の安定化と自給力の強化を進めてまいります。

【25年4月2日 その6430『逢坂誠二の徒然日記』8127回】
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