徒然日記

ファクトチェックの廃止(逢坂誠二の徒然日記)

【25年1月14日 『逢坂誠二の徒然日記』8049回】
昨夜9時19分ごろに発生した日向灘を震源地とするM6.9の地震を受け気象庁は南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を臨時に開催し、南海トラフ地震との関連性について検討しました。

その結果、南海トラフ地震防災対策推進基本計画で示されたいずれの条件にも該当せず、南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではなかったとしました。一方で気象庁は今後、1週間程度は日向灘を震源地とする同じ規模で最大震度5弱程度の地震が起きるおそれがあるとして注意を呼びかけました。地震への備えが必要です。

1)ファクトチェックの廃止
Facebookなどを運営するメタがファクトチェックの廃止方針を打ち出しました。ファクトチェエクの廃止は、コスト削減や表現の自由の尊重といった利点があるのは事実ですが、偽情報の拡散や社会的分断といったリスクが伴います。コミュニティノートは、これらの問題を緩和するための重要な代替手段として期待されますが、その透明性やどのようなシステム設計になるかによって、その成否が大きく変化すると思われます。

この問題は、さらに継続して検討改善する必要がありますが、運営主体によるファクトチェックを存置しつつ、開かれたコミュニティノートによってSNSの信頼性を確保することも必要だと、今の時点では考えています。SNSは、匿名性も高くリアルな人間社会以上に問題が複雑です。

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以下は、ファクトチェック廃止の功罪に関する私の考察のたたき台です。(面倒なので読み飛ばして構いません。)

メリット?
*表現の自由の尊重
コンテンツ制限が緩和され、自由な意見交換が促進される可能性があるか。これにより、異なる視点や価値観がより多様に発信される土壌が生まれることが期待されるか。
*運営コストの削減
ファクトチェックには多大な人材、時間、技術的リソースが必要。その廃止により、SNSプラットフォームはコスト削減を実現でき、他のサービス改善や新機能開発に注力できるか。
*利用者の主体性向上
ユーザーが情報の信憑性を自ら判断する責任を負う。これにより、メディアリテラシーの向上が促される可能性があるか。

デメリット?
*偽情報の拡散リスク増加
虚偽情報や誤解を招くコンテンツが制約なく拡散されるリスクが高まおそれ。特に、健康情報や選挙関連情報などの分野では深刻な社会的影響を及ぼす可能性。
*信頼性の低下
情報の正確性を保証する仕組みがなくなることで、SNS全体の信頼性が低下し、ユーザー離れが進む可能性。
*偏見や悪意の増幅
偏見や意図的に悪意を持った情報が広まりやすくなるため、社会的分断や誤解が助長される危険性。

コミュニティノートに期待される役割
*分散型のファクトチェックの実現
コミュニティノートは、ユーザーが共同でコンテンツの信憑性を検証する仕組み。これにより、個々のコンテンツが迅速かつ公平に評価される可能性。
*多様な視点の反映
各ユーザーが異なる背景や知識を持つため、コミュニティノートは多角的な視点を反映するコメントや補足を提供できる。これにより、情報のバランスと透明性が向上するか。
*偽情報抑制の代替手段
コミュニティノートが偽情報の拡散を抑える役割を果たすことが期待されるか。ユーザーが提供したノートに基づき、特定の投稿に注意を促すことが可能か。
*利用者教育の機能
コミュニティノートを通じて、ユーザーは情報の評価基準や検証方法を学ぶことができるか。全体的なメディアリテラシーの向上が期待されるか。
*プラットフォームの信頼性向上
透明性の高いユーザー参加型のシステムを導入することで、SNSプラットフォームの信頼性が向上し、利用者満足度の向上につながる可能性があるか。

【25年1月14日 その6352『逢坂誠二の徒然日記』8049回】
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