徒然日記
PFAS(ピーファス)(逢坂誠二の徒然日記)
夜明け前の函館、雪は降っていませんが、雲が広がっています。歩道に少し雪があります。氷点下4度程度。日中は雪で3度までしか上がりません。
1)音の日
今日は音の日です。1877年にエジソンが世界で初めて蓄音機による録音・再生の実験を成功させた日にちなんでいます。音の日の制定は1994年。オーディオ、レコード、音楽などに「音」について認識を深めてもらうため、日本オーディオ協会が日本レコード協会、日本音楽スタジオ協会などと協調して定めたとのことです。
2)PFAS(ピーファス)
先日、有機フッ素化合物(総称PFAS(ピーファス))について、水道水の全国調査結果が公表され、この内容について、改めて環境省からヒアリングを受けました。
20~23年度は計14事業で暫定目標値を超えていましたが、今年度は目標値超えはありませんでした。目標値を超えたところでは汚染源が特定されていないものもあるようです。そのため、今年度は目標値超えがないからといって安堵できる状態ではありません。
PFASは人工的に作られた化合物で、1万以上の種類があるとされています。水や油をはじき熱にも強いことから、防水服、半導体、泡消火剤、フライパンのコーティングなど幅広く使われています。
海外ではPFASの一部の物質に発がん性や子どもへの成長の影響など有害性が指摘されており、PFOSとPFOAなど3つの物質は、国際条約で製造・使用が禁止されています。長く環境に残り、体に蓄積されやすいことから永遠の化学物質とも呼ばれています。
このうち「PFOA」と「PFOS」について国は「健康に悪影響が生じないと考えられる水準」として、合計で水道水1リットルあたり50ナノグラムという暫定目標値を設定しています。体重50キロの人が生涯にわたって毎日2リットルの水を飲んでも健康に悪影響がない水準だということです。
PFASは、現在、水質基準に含まれていないため、水道事業に検査義務はありません。そのためPFASの検査を行なっていない事業者もおります。
*すべての事業者での検査の実施
*PFASの健康への影響への調査研究を進めること
*暫定目標値を水質基準にすべきかを早急に検討すること
*各地域でPFAS検査ができる状態かどうかを調べる
*汚染のあった地域での血液検査の検討
*検査や除去に関する自治体への支援
今後、これらについて政府とさらに協議を進めます。
【24年12月6日 その6313『逢坂誠二の徒然日記』8010回】
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