徒然日記

ラピダス(逢坂誠二の徒然日記)

【24年11月23日 『逢坂誠二の徒然日記』7997回】
今朝も都内はスッキリとした晴れです。朝は9度程度、日中も晴れ、15度になる見込みです。

1)ラピダス
千歳市で建設が進むラピダスの特別参与に嶋田隆 元経産事務次官が就任したと報道されています。嶋田氏は岸田文雄前総理の秘書官を務めた方です。

武藤経産大臣は、嶋田氏に関し「経営戦略上必要となる人材として、個人の経験や資質を踏まえて選任されたと聞いている」と記者会見で述べました。

政府はラピダスに既に1兆円近い国費を投入し、今後も支援を続ける見込みですが、嶋田氏は政府との調整役を担うことになると思われます。

ラピダスには、何とか成功してもらいたいと思う反面、以下のような指摘もあり不安もあります。

半導体のラピダスはこのままでは99.7%失敗する
#東洋経済オンライン @Toyokeizai
toyokeizai.net/articles/-/840502

政府が支援するからには、今まで以上の説明責任が求められますが、これまでの政府の対応を見ると、非常に心もとない印象を持っています。

【24年11月23日 その6300『逢坂誠二の徒然日記』7997回】
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    小幡関さんですか。センセーショナルな表題(普通、これは
    編集部が付けるのですが、氏の場合は、自らかも<笑>)と
    大胆な物言いを特徴とする元財務官僚ですね。

    それだけに、政府が関与し、しかも寄り合い所帯となっている
    組織・仕組みの硬直性と脆弱性を熟知しているのでしょう。
    その意味から、氏の懸念は大いに傾聴すべき点が多いですね。

    ただ、氏は技術的な事柄には疎いようです。水は量が問題である
    ことは誰でも想像できます。阿蘇の伏流水の定温性と豊富さは
    特筆しおくべきでしょう。その点で、支笏湖の水と勇払原野の
    地下水しかない新千歳の場合は懸念されますね。

    ただし、水質の面では、どの道、高度水処理設備は必須で、
    何処であろうと、超純水をつくるための設備はついてまわり
    ます。前処理方法に違いが出るだけです。排水処理は何処も
    同じでしょう。

    それから、半導体そのものの技術面に注目すれば、IBMから
    技術供与を受ける時点で、日本の敗北は明白なのですが、
    それは置くとして、氏は、開発部問の技術屋さんと現場
    の製造部門の技能者の区別が付いていないのではないで
    しょうか? 確かに、後者はこれからです。しかし、前者
    は全国、あるいは全世界から集めればいい。サムソンは
    そうしています。しかし、技能者はそれほど流動性が高い
    とは思えないので全国、全世界から集めるよりも、育成して
    いく方が賢明でしょう。現場の技術的ネックの一つですね。

    総じて、組織のありかたと運営能力、所謂、マネジメント能力
    の問題が最大の課題だろと思います。ラピダスに限らず、日本
    社会の最も苦手とするところではないでしょうか?その点は、
    小幡氏の記したとおりです。その意味で、道は遠いし、前方に
    仮が見えてきたころには、他に急追されて抜かれる可能性も
    多いにあります。

    うらべ
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