徒然日記
漁業の危機(逢坂誠二の徒然日記)
昨朝は、時折、雪の舞うなかでの街宣となりました。体がまだ寒さに慣れていないためか、寒さが身に沁みました。今日は都内での朝です。多少の雲と風がありますが、西には月が見えます。6度程度です。日中も晴れ、12度まで上がる見込みです。
1)漁業の危機
日本の1次産業は極めて厳しい状況に直面しています。農業については、私も予算委などで質疑を行い政府に対して取り組みを強化するよう要請しております。
漁業も農業同様に厳しい状況に陥っています。この件に関し、昨日の朝日新聞に特集が掲載されておりましたので、そこからの引用なども含め漁業の現状について記します。
==以下、朝日新聞からの引用==
海で獲る海面漁業の漁獲量:
ピークは1980年代の1,200万トン弱
2023年は282.3万トンでピーク時の4分の1程度
漁業の就業者数:
1960年代は60万人超
2023年は12.1万人
漁業者の平均所得:
257万円(2022年)で、一般のサラリーマンの平均以下
世界の海面水温は、この100年あたりで平均0.61度上昇、
特に日本海近海では、1.28度と世界平均の2倍のペースで上昇
サケの来遊数:
2000年代初頭は、7千万匹前後
近年は、2千万〜3千万匹へと激減
海面が十分に冷えなければ、深い場所と浅い場所での水の循環が弱まり、表層へ供給される栄養分が減り、魚体の小型化が進む
漁獲可能量(TAC)による資源管理制度の対象は、クロマグロ、スケトウダラ、ズワイガニなどについて、47区分に分けて管理。今後は、マダイ、ブリなども加えて漁獲量全体の8割程度を管理対象とする予定。
クロマグロは、資源管理によって増えはじめ、2025年以降の大型魚の漁獲枠を1.5倍に広げるが、資源管理によって苦しい生活を強いられるとの声も多い。
==以上、引用終了==
このように漁業も相当に厳しい状態になっています。経営の安定、新規参入者への支援、資源の管理などに力を入れて参ります。来週は、水産庁幹部との毎月定例の意見交換を実施します。
【24年11月19日 その6296『逢坂誠二の徒然日記』7993回】
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