徒然日記

廃炉は遠く長い道のり(逢坂誠二の徒然日記)

【24年11月10日 『逢坂誠二の徒然日記』7984回】
函館の午前5時、空全体に雲が広がり星は見えません。気温は3、4度程度でしょうか。日中も曇り15度程度になる見込みです。今日も地元を歩き、明日からの臨時国会に備え、夕方には上京します。

1)廃炉は遠く長い道のり
東電は7日、福島第一原発で初の核燃料デブリの試験的な取り出しが完了したと発表しました。
今回取り出したのは、全量880トンのうちの数グラム程度ですが、このデブリの分析で得られるデータは、本格的な取り出し工法の検討に欠かせないと東電は説明しています。確かにそうなのでしょうが、1点のサンプルだけで、デブリの全容が把握できるわけではありません。今後は、サンプル数を増やさねばなりません。

現時点での核燃料デブリの取り出し予定は以下です。
2021年までに着手し、10〜15年で全ての燃料デブリを取り出す。現在は3年遅れ。

使用済み核燃料は、2021年までに3108体全ての取り出しの完了予定。現在、完了してしているのは3、4号機のみ。1、2号機は取り出し開始にも至っておりません。

2051年までに廃炉を終える計画ですが、廃炉とは何かすら決まっていないため、目標年は絵に書いた餅にも思われます。もちろん廃炉にどの程度の費用がかかるのかも分かってはおりません。廃炉は遠く長い道のりです。これが原発事故の現実です。

【24年11月10日 その6287『逢坂誠二の徒然日記』7984回】
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