徒然日記
22年8月26日 その5481『逢坂誠二の徒然日記』(7178)
路面がうっすらと濡れています。
今は雨の雰囲気はありません。
気温25度ですが、最盛期のような暑さは感じません。
日中の最高気温は30度との予報です。
1)改めて驚く
一昨日の岸田総理の原発推進表明は、
日本の将来に大きな禍根を残す判断です。
*新たな7基の再稼働
*次世代革新炉の開発・建設
*最大60年の運転期間の延長
運転期間延長と新増設を認めることになれば、
相当長期間に渡り原発を使い続けることになります。
これはエネルギー政策の大転換です。
今の政府も原発になるべく頼らない社会をめざしていたはずですが、
その看板も捨てることになります。
原発は、廃炉まで含めると 100年単位の長期に渡る取り組みです。
今後も原発を使い続けることは、柔軟な電源の選択肢を奪いかねないのです。
現行の40年廃炉原則を守っていれば、いずれは原発はフェイドアウトします。
岸田総理は、こうした重要なことを国民に公開されない会議の場で表明しました。
電力需給が逼迫したり、ウクライナ戦争などにより原油市場が混乱しているのは事実です。
温暖化対策も行う必要があります。
しかし原発の推進でこれらの問題に対処できるのでしょうか。
そこを丁寧に検証する必要があるのですが、
電力不足だと危機感を煽って原発推進に進むのはあまりにも浅はかです。
50年ほど前の石油ショック時には、国をあげて法規制まで活用して節電を行いました。
今の政府の節電への取り組みは、50年前を知る私には、ほぼゼロに見まえす。
今の政府は、電気が使い放題の状況を放置し
電力不足危機を煽っているようにも感じられますし、
原発推進のために政府はそれを歓迎しているのではないかとすら勘繰ってしまいます。
一方、再エネについては、再エネ賦課金だけが電気料金明細書に書かれますが、
原子力への政府の負担などは一切明示されません。
原子力優遇、再エネ冷遇に見えるのは私だけでしょうか。
次世代炉が稼働するのは10年以上も先になり、
今の電力逼迫の解決策ではありません。
原発を基本とする社会と再エネを基本とする社会では
送電網や社会のシステムのあり方も違ってきます。
*原発の発電コストが高い
*原発の建設コストも以前よりも倍以上
*次世代炉の稼働には国からの補助金必須
*避難計画が策定できない
*再処理をしても使用済み核燃料はなくならない
*原発を新設すれば簡単にエネルギー転換できない
*日本は過酷事故未発生を前提に立地させ問題が多い
*地震(津波)多発の日本では原発の危険度は高い
*原発は戦争の際の標的になる
*原発が地球温暖化にプラスなのか不明
もろもろ思うところがありますが、
岸田総理は本当にこうした原発のことを理解した上で
推進に舵を切ったのか大いに疑問です。
岸田総理のあまりにも短絡的な判断に、改めて驚いています。
さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.8.26===
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lin.ee/DCyVX7R
こんにちは。
岸田首相がどこまで正気なのか、疑ってしまいますよね。
原発の有無で社会の在り方が変わる。その通りだと思います。
原発依存社会のオルターナティブとして再生可能性エネルギー社会
があります。核エネルギーを制御するための情報統制を必須とする
中央集権国家から、ゆるい情報共有による地域分散型ネットワーク社会へ。
後者は地方の中小企業が潤います。結果的に大企業も儲かる。前者は、
大企業ばかりが儲かり、トリクルダウンで地方も潤うなどと言う妄言を
信じる人ばかりの没落国家に直結します。
――(引用)――――――――――――――――――――
原発を基本とする社会と再エネを基本とする社会では
送電網や社会のシステムのあり方も違ってきます。
…
*避難計画が策定できない
*再処理をしても使用済み核燃料はなくならない
*原発を新設すれば簡単にエネルギー転換できない
…
――――――――――――――――――――――――――
原発に関する小職の技術的懸念は次のようなところにあります。
原発システムは核科学・技術を大型機械装置の中に閉じ込めて代物に
過ぎず、事故が起きているのはもっぱら機械装置としての抜きがたい
特性からです。腐食・壊食等に対する材質問題、疲労等の機械的強度、
材質の対放射線強度、そして、耐震強度。また、もんじゅの事故は、
配管に刺した温度計センサが金属ナトリウムの流れにより共振を起こし
破断したものだったと記憶しますが、あれは、機械の世界で学ぶ
流体工学の初歩的知識があれば容易に予見できる事象でした。
また、外部電源、非常用ディーゼル発電機水没などの、初歩の初歩に
類する過ちなどに至っては、中学校からやり直しなさいねと言いたく
なるほど幼稚な過誤。
あ、そうそう、思い出しました。F1の事故の際、何号機の事であったか
を忘れてしまいましたが、偶々現場にいた職員が、地震直後に上の階
から水が噴き出るように振ってきたという証言があったとも思います。
当初、燃料保管プールの水がスロッシングを起こして溢れたのかな等と
思っておりましたが、寡聞にして、今に至るもの何の説明もないように
思います。配管に亀裂が入ってそこから吹き出した水である可能性も
あります。もっとも恐れられている振動による配管のギロチン破断に
つながる事象です。事故調の報告書を見ていないので、これ以上は何とも
言えませんが、どこかにこの事象の解明が成されているかも知れません。
P.S :(訂正)先日の計算の中にありました、2つの 10^3 のうち、
2番目は、10^-3の間違いでした。