徒然日記
5月13日 その3550『逢坂誠二の徒然日記』(5247 )
昨日は、朝から晩まで、
終日、法務委員会で共謀罪の審議に臨んだ。
筆頭理事は、常に審議の内容を聞き、
何か課題問題があれば、
即、委員長や与党理事と協議することも役割だ。
質問と答弁に常に神経を注ぎ、
席を離れることはできない。
午前3時間、午後4時間、
その間に、来週の委員会運営などについても
協議をしたり、資料を準備したりする。
とにかく朝から晩まで、
共謀罪審議にかかりきりとなっている。
これほどまでに審議に専念できるのは、
有り難いことだが、残念なのは、
全く体を動かす運動ができないことだ。
1)審議の課題
昨日もとにかく金田大臣が、
答弁に立ち往生する場面が多く、
幾度も審議が中断された。
この間、繰り返し審議していることについても、
答弁できないし、答弁が変わるのだ。
答弁が変われば、またそこから
新たな議論を積み上げなければならない。
こんなことの繰り返しなので、
議論が深まらない。
昨日は、外務省も随分と
答弁に窮する場面も多かった。
金田大臣をはじめ、
答弁力に課題が多いのは事実だが、
今回の共謀罪法案の内容に無理が多い。
そのため答弁の整合性がとれないのだと思う。
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一般の方々が捜査、嫌疑調査などの対象にならない、
と強弁しているところにそもそもの問題がある。
実はこれは、昭恵夫人を私人と言い切ったことで、
森友問題がおかしな方向になっていることと似ている。
議論の先のことを深く考えずに、
とにかくその場を凌ぐための安易な答弁をする。
そのことが後々の答弁を窮屈にしているのだ。
両者ともこの構造は類似だ。
共謀罪法案は、
一般の方々も捜査や嫌疑調査の対象になる場合がある
と言えば色々な事実に整合性が取れてくる。
昭恵夫人も、基本は私人だが、
公的側面が極めて強い等と認めれば、
随分とそのあり方も変わってくるだろう。
一般の方々問題だけではなく、
組織的犯罪集団とは何か、
実行準備行為とは何かなど、
まだまだ初歩的な課題すら解決がついていない。
共謀罪法案は、
もっともっと審議しなければならない。
今日は、朝のうちに帰函し、
月曜日の朝まで、地元活動に専念する。
さあ今日も、確実に前進します。
== 2017.5.13 ==