徒然日記
3月22日 その2818 『逢坂誠二の徒然日記』(4462)
函館は、春の雰囲気が漂う朝だ。
昨日は、早朝に帰函し、函館中心部から活動を開始し、
南茅部、森、八雲を回り、
再度、函館に戻る密度の濃い一日だった。
今日も予定がギッシリだ。
1)日本と原発 その12
映画『日本と原発』(河合弘之監督)から。
安倍総理は、次のように述べている。
「福島の事故の教訓を踏まえて、
安全を確保して行くことが大前提であります。
独立した、原子力規制委員会が
世界で最も厳しいレベルの規制基準に基づいて、
徹底的な審査を行い、
これに適合すると認められた原発について、
再稼働を進めて行く方針であります」
この言葉には、いくつかの問題点がある。
・
原子力規制員会の規制基準は、
世界で最も厳しいものではないこと
・
規制基準をクリアしても、
絶対安全ではなく事故が起きるということ
(特にこの点は、
原子力規制員会の田中委員長が繰り返し述べている。)
==以下、映画からの引用==
2014年11月現在、
日本の全ての原発は止まっています。
政府は、地震や津波に備える新規制基準に
適合した原発を再稼働させようと目論んでいます。
しかし、原子力規制委員会が作った新規制基準とは、
安全を約束する基準ではないのです。
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<青木秀樹氏対談:新規制基準の欠点>
河合
「新規制基準のね、欠点っていうのはどこですか?」
青木
「万が一の事故が起きたとしても、
周辺の公衆に著しい放射線障害を与えないようなとこに
立地しなさいという、最後の安全基準」
河合
「最後の、もしくは最初の安全基準」
青木
「最初だけども、
目をつぶっちゃったような主旨、基準になっている。
原子炉があって、万が一ここが事故が起きても、
この周辺の非居住区域範囲内でなんとかカバーできて、
更に大きな事故があったとしても、
その周辺を低人口地帯にすることによって、
その被害をできるだけ少なくすると」
河合
「それをやらない構造になっちゃったっていうことですか?」
青木
「今のところなんとなくそんなことをしてますよね。
何を言っているかと言うと、”シビアアクシデントが上手くいけば、
こんなこと考えなくていいじゃないか”
ということだと思うんですけど」
河合
「なんだ、それおかしくない?」
==以上、引用終了==
原発は、
万が一の事故が起きる可能性があることは、
専門家が認めている。
その際に、多くの人に被害が及ばないような
地域に立地することが大事なのだが、
その点が担保されていないのだ。
日本の原発立地は、
そもそもの出発点が間違っている。
今日も、しっかりと前進します。
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2015・3・22
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