徒然日記
2月4日 その2772『逢坂誠二の徒然日記』(4416)
今日は、立春だ。
都内の朝の気温は1度。
静かな朝だ。
1)TPP
昨日、農林水産部門会議で、
内閣官房TPP政府対策本部、
外務省、農林水産省、経済産業省から、
TPPの交渉状況についてヒアリングを行っている。
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昨年11月8、10日に、
TPP首脳会議、閣僚会議が北京で開催されて以降、
事務レベル協議、首席交渉官会合がそれぞれ二度、行われている。
首席交渉官会合において、
知的財産、国有企業、投資、物品貿易、
法的制度的事項、原産地規則等について議論した。
これらの会合を通じ、交渉は着実な進展が見られたものの、
なお議論を継続すべき困難な課題が残されており、
今後、こられの困難な課題について、
閣僚の政治判断を仰いで交渉を妥結することができるよう
各国が最大限努力していく。
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以上のようなことが報告されたが、
基本的には、何も情報提供が無かったに等しい。
その後の質疑の主な内容は以下。
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・
物品の関税について、
現時点で決まったものはない
・
関税単独の議論ではなく、
セーフガード、下げる期間など、
パッケージで議論をしている
・
個別品目だけではなく、他の品目も含め議論
・
アメリカの雰囲気は、
一般教書でTPPに言及したり、
TPAのこともあり、以前に比較し積極的
・
日本はスケジュールありきの議論ではなく、
納得できる内容になったら合意
・
納得できる内容とは、国益に叶うもの
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こんなやり取りをしたが、正直なところ、
その是非などを判断できるような内容ではなかった。
報道は全て誤報との発言もあり、正直、驚いている。
また次の閣僚会合はセットされていないとのこと。
しかし説明によれば、
事務レベルで整理がつけば閣僚会合を開くとのこと。
ということは次の閣僚会合がセットことになれば、
場合によっては最終局面になる…、
そんな推測も成り立つかもしれない。
TPPでは、
国益に叶うという言葉が多用されるが、
国益とは何かとの質問に即座には答えられていない。
何のためにTPP交渉を行っているのか、
意味が分からない。
こんなTPP交渉は行ってはならない。
今日は満月だ。
今日も早朝から総務部門会議など、
盛りだくさんの一日だ。
今日も、しっかりと前進します。
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2015・2・4
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こんいちは。
TPP、21項目あります。
農産物と工業製品の関税のバータなんて簡単なものじゃないことは、お分かりだと思います。
「国益」が必ずしも「国民益」を指していないことも。
交渉の過程はすべて守秘すべきことが前提の貿易交渉なんて、参加と自治を本質とする
民主主義の世界では、あってはならないことです。
民主党も、菅、野田政権ではTPP推進でしたが、今はどうなのでしょうか。