徒然日記

8月19日 その1486『逢坂誠二の徒然日記』



昨日の都内は、
連日に増して暑さを感ずる一日でした。

関東各地で、今年の最高気温を
記録した地点が多かったようです。

今日も暑い朝になっていますが、
秋雨前線の影響で昼過ぎから雨になる見込みです。

1)自治と民主主義
昨日、全国若手市議の会で、
一時間程度、話をしています。

自治や民主主義、
さらに原子力や国家のあり方などが内容です。

講演後、熱心な質疑があり、
多少なりとも、皆さんの刺激になったかもしれません。

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形式にとらわれない、
実質的議論のできる議会を
目指してもらいたいと思います。

2)原発
原発について、様々なご意見を頂きます。

もっとも多いのが、
「原子力発電所を止めてください」というものです。

今回の福島の件を考えると、
あるいは使用済核燃料の処理方針が見い出せない現状に鑑みれば、
こうした意見が出るのは当然です。

私自身も、今後、原発の新規稼働はすべきではないと考えていますし、
現在稼働中の原子炉も順次廃止に向けて取り組むべきだと思っています。

原子力発電所の輸出も取りやめるべきです。

もちろん「原発推進をすべき」との意見も頂きます。

原発の推進なくして、経済の発展もあり得ないし、
今の暮らしの維持もあり得ないとの論調もあります。

しかし命や、そこに住む権利まで脅かして、
経済を重視することが妥当であるのかどうかを
十分に考えなければなりません。

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福島原発の惨状を脇に置いたまま、
今の原子力政策を進めることは大きな暴力と感じます。

一方、原発の是非はともかくとして、
原発に関連することを
生活のための仕事とされている方がたくさんおります。

また今の原発政策が大きな経済の仕組みとして、
社会に組み込まれているのが現実です。

こうした方々の存在やこの現実を無視して、
単に原発反対だけを唱えることも大きな暴力になり兼ねません。

また原発の賛否に関係なく、
この間の原子力発電によって生じた
2万トン近い使用済核燃料の厳重な保管管理は、
我々課せられた大きな責任です。

こうしたことも含めて、
複雑に絡み合った糸を解きほぐしつつ。
命、人権を最優先に、
その範囲での経済活動や豊かさを考える、
これが本流ではないかと感じます。

さあ、今日もしっかりと前進します。
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   2011・8・19 Seiji
Ohsaka

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