徒然日記
9月12日 その2577『逢坂誠二の徒然日記』(4273)
夜明け前の函館、路面が濡れている。
雨は降ってはいない。
昨日の各地の雨は、驚くほかはない。
極局地的に、短時間に天候が急変し、猛烈な雨が降る。
予め備えるというレベルを超える天候だ。
こんな状況を見ていると、
24時間いつでも天候が急変することを
心得ておかねばならない。
今日も北海道西海上に低気圧が停滞し、
大気が非常に不安定で、
激しい雨になる可能性がある。
1)集団的自衛権行使容認
7月1日に、安倍内閣が、
集団的自衛権などの行使容認を
閣議決定してから2月余りが経過した。
国会も休会中であり、
この問題に対する論議は低調だ。
しかし街頭に立っていると、
多くの方から説明不足、議論不足との意見も頂く。
全く指摘のとおりだ。
最近、政府の皆さんは、
これらの指摘をあまり否定せず、
これから十分に議論するという。
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今回は、与党や政府で議論し、閣議決定したもの。
今後、法案化に向けて、政府内部で作業を進め、
与党とも協議して法案化作業を進める。
法案が与党と合意出来たら、政府として閣議決定する。
来年の春ごろ、法案を国会に提出する。
その後、国会で審議する。
こうして十分に時間をかけるのだから、
心配はないかの雰囲気を政府は醸している。
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この説明、雰囲気に惑わされてはいけない。
今回の閣議決定事項は、
憲法改正が必要である可能性が高い。
それを法律改正で、行うことはできない。
そもそも行うことのできない内容を
いくら慎重に議論しても、
それは意味を成さない。
まず政府が説明すべきは、そして議論すべきは、
集団的自衛権などを行使する政策の是非と
本当に憲法改正をしなくても良いのか、この2点だ。
法案化に直進するのは、
最も大切な議論を捨て去ることになる。
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政府の説明ではは、
現在はまだ政府が方針を決めただけということになる。
当然、
国権の最高機関である国会の決定ではないし、
憲法改正事項ならば国民投票も経ていない。
一方で、この年末を目途に、
日米防衛強力のガイドラインの改定が行われる。
集団的自衛権などの行使は、
国としての最終決定ではない訳だから、
このガイドライン改定協議の中に盛り込むことは、
当然、認められないだろう。
しかし、どうも最近の政府の雰囲気を見ていると、
国として最終決定もしていない内容を、
ガイドラインに盛り込むような雰囲気を感ずる。
もしそうなれば、
国権の最高機関である国会を軽視し、
さらには主権者である国民を蔑ろにするものだ。
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現時点で、
日米防衛強力のガイドラインに盛り込んではならないし、
大事な議論を無視した法案化もしてはならない。
今後、この点をガッチリと監視しなければならない。
今日は、朝の街宣の後、比布町で講演がある。
雨に祟られて、
移動に障害がないよう祈っている。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2014・9・12
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