徒然日記
11月11日 その2272『逢坂誠二の徒然日記』
日本時間の10日正午過ぎに成田を離陸
し、
ウィーン空港で乗り換え、
およそ16時間かかって、
シュトゥットガルト空港に到着した。
日本列島を北上する際に、機体が随分と揺れた。
しかし北上するにつれ揺れもおさまり、
実に良好なフライトだった。
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夜明け前のシュトゥットガルトは、
漆黒の闇に包まれている。
特に雨降ったせいで路面が黒く濡れ、
特に夜の暗さに拍車をかけている。
朝の気温は4度程度のようだが、
函館よりも寒く感ずる。
1)卑劣
昨日、朝日新聞の報道によれば、
原子力発電に反対する団体に対し、
大量のメールが送りつけられるという
激しいサイバーテロがあった。
時期は、9月中旬から11月上旬。
朝日新聞の調査によれば、
少なくとも33団体に
253万通以上のメールが届いたという。
「反原発教徒を皆殺しにしなければ
世界平和はやってこない」
といった文言が書かれたメールもあった。
かつても反原発団体に対し
注文もしていない「大量の寿司」が届いたり、
「高額の請求書」が送りつけられたりなどの
嫌がらせがあったという。
卑劣極まりない行為であり、
断じて許すことはできない。
2)職員
東日本大震災から2年半あまり、
夕張市の財政破たんからも、結構な時間が経過した。
いずれの事案も、
当初は、現場の役所、役場の職員の不足について、
随分と報じられたが、最近はそうしたニュースも少なくなった。
職員の不足は、自治体が主体的に派遣するなど、
自治体独自の努力によって対応してきたが、
そうしたニュースも最近はめっきり減ってしまった。
こうした現場に詳しい知人から、
最近の現場の状況を聞く機会があった。
・
今でも職員不足が続いている
・
自治体からの派遣もある一定の壁を迎えつつあり、
継続派遣が難しいところもある
・
従来からの職員と、
さまざまな形態の派遣職員などが混在する現場捌きが、
簡単ではないこと
・
安定しない職場環境の中で、
退職者も多いうえ、心的疾患を患う方も多い
・
現場の職員確保は、
まだまだ様々な問題を抱えているばかりが、
その問題が深刻化している
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こんなことが知人から伝えられた。
被災地などの職員の現状や課題を、早急に調査し、
自治体間での取り組み、
さらに国が主導する取り組みなど、
今一度、現場の職員体制支援などを再構築する必要がある。
3)特定秘密保護法案
昨日、成田からの機内で、あの法案の条文を
改めて読んだ。
何度、読み返しても、あまりに酷過ぎる法案だ。
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なぜこんあばかげた法案が世に出るのだろうか。
たぶん情報全体を俯瞰する目線がないからだろう。
単に情報を秘匿する、
特に軍事やテロ分野での情報秘匿だけに
目が行っているからこんな法案ができるのだと思う。
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日本における情報の位置づけ、
あり方を広く議論する必要がある。
それと同時並行して、
情報公開、個人情報保護、公文書管理などの
個別分野を論ずる必要がある。
その上で、秘密とは何かを論じなければならない。
情報はすべて有機的に結びついている。
そこを忘れて、秘匿すべきことだけを議論するから、
こんなとんでもない議論になるのだと思う。
4)安倍改憲政権の正体
斎藤貴男著『安倍改憲政権の正体』(岩波ブックレット)を紹介したところ、
実に多くの皆さんから、良い本を紹介頂いたとの声を頂く。
引き続き、多くの皆さんに読んで頂きたいと思う。
なおこの2日あまり、
「正体」を「招待」と記していた。
お詫びして訂正します。
今日から4日半、
ドイツのエネルギー事情について、
政府関係者などから話を伺う。
密度の濃い4日半となるよう大いなる期待をしている。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・11・11 Seiji Ohsaka
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