徒然日記
9月26日 その2226『逢坂誠二の徒然日記』
昨日昼ごろ、函館市内で、極めて激しい雨
が降った。
降雨状態が短時間だったため、
被害などはなかったようだが、
あれが1時間も続いたら
大変なことになっただろう。
一時ほど、
ゲリラ豪雨の情報は多くはないが、
気を抜くことはできない。
1)教育委員会
中央教育審議会教育制度分科会の議論が
気になっている。
現在、この分科会では、
教育委員会制度改革を議論している。
教育行政の最終責任者を首長とするのか、
合議体の教委に決定権限を残すのか。
首長が、最終責任者となれば、
首長が今よりも現場に介入しやすくなる可能性が高まる。
つまり教育行政への政治関与が高まることになる。
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現在の論点は、以下だという。
教育再生実行会議が、
「教育長が責任者として教育事務を行う」と提言したこと受け、
分科会は日常的な実務を教育長に任せることで一致。
ところが、教育長を執行機関とした場合、
「選挙を経ていない個人が
首長と同じ強い権限を持つことになる」として政府内で異論。
そこで、
首長を執行機関に位置付けた上で、
教育長が首長から
教育行政の委任を受ける形態とする案が浮上。
首長は直接指揮をせず、教育長に独立性を持たせる。
教委に権限はなくなり、
諮問機関と位置付け、
教育行政への提言やチェックをする役割にする。
この案は、教育長が首長の「部下」となり、
首長が教育行政に介入しやすくなるという懸念がある。
教育長の独立性を保障する一方、
教委がブレーキをかけられる規定を設けることが課題となる。
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もう一つは、これまで通り教委を執行機関とする案。
自治体の教育方針などを審議・決定するが、
委任を受けた教育長が
非常勤の教育委員を補う形で実務をこなす。
制度上は、首長が教育長の任命・罷免以外に
教育行政に直接関与できない。
この案には「現行制度と代わり映えがしない」という意見や、
「教委と教育長の責任の範囲をうまく線引きできるのか」
といった疑問があるという。
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これらの議論を注視しているのだが、
どうも議論に矛盾があるような感じがする。
・
教育行政執行の責任を明確にしたい
・
選挙を経ない役職が権限を強化することへの疑問
・
選挙を経た役職が権限を強めると、
教育への政治介入に対する懸念
・
現行制度否定が議論の出発点だったため、
現行制度維持という結論は出し難い
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どうも議論が迷走している。
・
教育への政治介入はしない
・
教育行政の責任の所在を明確にする。
この2点を中心にして、
現行制度の否定だけではない、
先入観のない虚心坦懐な議論が必要だ。
2)言葉
24日、文化庁が、
「国語に関する世論調査」の結果を発表した。
言葉は動くものと言われるが、
日ごろから我々が、
本来の言葉の意味を十分に考えずに。
言葉を使っていることも明らかになり、
ちょっと恥ずかしい感じもする。
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役不足:
本人の力量に対して役目が軽すぎる
流れに棹さす:
傾向に乗って、ある事柄の勢いを増す
気が置けない:
相手に対して気配りや遠慮をしなくてよい
潮時:
ちょうどいい時期
噴飯もの:
おかしくてたまらないこと
伝家の宝刀:
とっておきの手段
以上が、本来の意味だが、
この機会に改めて確認したいと思う。
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また次の言葉も随分と定着しつつあるという。
・ざっくり
・きんきん
・ほっこり
・さくさく
・うるうる
さすがに、
わしわし、がしがし、ざくざく等は、
まだ登場していない。
「さくさく」が、
ここ数年で一気に広まっていることに驚きを覚えるが、
これはPCはスマホの普及と強い関係があるのだろう。
まさに言葉は、生活の中から生まれることを実感する。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・9・26 Seiji Ohsaka
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