徒然日記
3月30日 その1345『逢坂誠二の徒然日記』
今日も都内は、晴れの朝を迎えました。
この晴れ空は、残酷です。
あまりに現実離れした快晴です。
しかし、前向きに進まねばなりません。
昨日、国税、地方税、子ども手当、
それぞれに関するいわゆる「つなぎ法案」が衆院を通過しました。
非常に複雑な気分です。
1)TPP
連日、大震災の話題、要望が続いていますが、
一昨日、北海道医師会からTPPに反対する決議が届けられました。
TPPへの参加が医療の営利産業化、市場化、外国資本の導入を招き、
国民皆保険制度の崩壊を招くというのが反対の理由です。
そこで次の3点の要求が寄せられています。
・国民共有の財産である国民皆保険制度の堅持
・経済格差にかかわらず医療を受けられるための患者負担の軽減
・医療への市場原理の導入に反対
TPPについては、上記の指摘も十分に踏まえて判断しなければなりません。
2)物流
3.11の大震災以降、近所のコンビニは、相変わらず品薄状態が続いていま
す。
食品、水、酒類等、商品棚は、ガラガラ状態です。
私も含め、コンビニを多用する生活者にとって、厳しい状態が続いています。
今回の大震災を通して、日本の物流が
極めて脆弱なガラス細工のような仕組みで成り立っていたことを痛感します。
全国的にモノは足りているはずなのですが、一部分で物流が遮断されると、
微妙な塩梅で仕組まれた全国ネットワークが成り立たなくなり、
一気に物流が混乱するのです。
コンビニ等の商品販売は、
店舗のバックヤードに大きな倉庫を抱えているわけではありません。
最小限のストックを抱え、頻繁な商品補給によって、
豊富な商品アイテムを管理し、大量の販売に備えています。
この仕組みは平時においては、極めて効率的です。
大量の在庫を抱えない販売店舗にとって極めて優れた仕組みです。
しかし、ひとたび物流に混乱が発生すると、
商品の供給が途絶え、商品棚が一気にカラになるのです。
効率的に見える物流ですが、
バックアップ体制の整備が必要だと痛感しています。
今年度も今日と明日を残すのみです。
しかし今になっても、国会では政局的駆け引きが横行しています。
絶望的な気持ちにもなります。
この時点で、理念や将来のことを語ると批判を受けるかもしれませんが、
将来の日本のあり方、姿を考えた復興を議論すべき段階に入っています。
批判を恐れずに、本来やるべき政治役割を果たさねばなりません。
さあ今日もしっかりと前進します。
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2011・3・30 Seiji
Ohsaka
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