徒然日記

2月21日 その1308『逢坂誠二の徒然日記』



今日の都内は、薄雲が広がっていますが、穏
やかな感じがします。

先週金曜日の夜から昨朝までニセコにいましたが、かの地はまだまだ真冬状態。
大地には大量の雪が堆積し、空からはわしわしと雪が降っていました。

一方、昨夕の函館の日差しは、明らかに春めいている感じです。同じ北海道でも
随分と雰囲気が違います。

1)新春の集い
昨日は、本年11箇所目となる、新春の集いを松前で開催しました。今年も例年
通り、多くの皆さんにご参加頂き、心から感謝しております。

白神婦人会の皆さんには、けんちん汁とソーメンを振舞って頂きました。クジラ
の出汁が効いた独特の風味が食欲をそそります。私は、勧められるままに、お椀
で五杯分もたいらげました。それぐらい美味しいのです。

今年の集いは、参加者の皆さんとの、コミュニケーションに特に心掛けていま
す。昨日も色々な意見を頂きましたが、多くの皆様から、「(政権や政局がどう
なっても)逢坂さんを応援する」との激励を頂き、言葉もないほどの有り難さを
感じています。私たちの活動は、こうした声に支えられているのです。

2)水道
先週金曜の夜遅く、ニセコに着きましたが、案の定、水道が凍結していました。
部屋の暖房を全開にすれば、ほどなく復旧するかと思ったのですが、一晩暖房を
焚いてもダメ。翌朝、知り合いの水道屋さんに見てもらうと、水抜きは十分で量
水器までは凍っていないとのこと。ということは、量水器から道路側、つまり本
管側が凍っているらしいのです。この事態は最悪です。うず高く積もった雪を除
け、地面を掘り返して、水道管を見つけ出して解凍しなければ復旧は無理です。
こんな工事を、たった一日の滞在で、発注するのは無理です。

結局、自宅に二泊する間、水道を使わずにペットボトルの水で過ごすことにしま
した。当然ですが、改めて水道の有り難さを痛感しました。現在は、水がなけれ
ばトイレが使えません。正直なところこれには閉口しました。どう対処したか
は、書きませんが、ホント参りました。

町長時代に水道を敷設して、その地域の皆さんから涙を流して感謝されたことが
ありました。まさにその有難味の分かるニセコ滞在となりました。

3)予算
新年度予算案の衆院予算委員会での議論が進んでいます。

「予算が年度内に成立しなくとも、大した影響は出ない」

昨日の移動中のカーラジオから、こんなセリフが聞こえてきました。雑音交じり
で、前後の様子が良く分かりませんでしたが、どうも野党の議員さんの発言のよ
うです。

「今の与党だって、野党時代には予算の成立には抵抗した」

こんな話も聞こえます。

私は、あまりの現場感覚の無さに驚きを禁じ得ませんでした。

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平成元年だったと思います。

消費税導入の混乱で、国の予算の成立が、ふた月ほど遅れたことがあったはずで
す。

あのとき自治体の現場は、大きな混乱に陥りました。各種事業の発注が遅れ、地
域の事業者の皆さんが、大変な思いをしました。さらに公共事業などは、予定工
期が確保できず、雪の中での工事となったり、結局、繰り越す始末です。冬季施
工となった工事の質は低下しますし、事業者の皆さんには多大な迷惑をかけまし
た。こうした事態に対応するための事務手続きも実に煩瑣なものとなり、随分と
苦労したのを覚えています。

暫定予算があるから、予算成立が遅れても、さほど影響がないと考えるのは、実
務を知らない方々の空論です。

何としても、年度内に予算を成立させなければ、経済はもとより、様々な部分に
影響が出るのです。

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もちろん私自身、野党時代に予算案に反対したことがあります。しかし、いくら
反対であっても、年度内に予算が成立しなければ、どんな影響が出るかを、私な
りに理解しています。したがって、衆議院の優越とならない、予算関連法案の扱
いには、よくよく慎重になっていました。民主党の以前の慣例から判断すれば、
反対すべき予算関連法案も、当時の政調会長らに、事情を話して直接お願いし、
何とか賛成の判断をして貰ったこともありました。

社会への深刻な影響を顧みずに、政権にダメージを与えることが目的化してはな
りません。

4)フィルモア・イースト
昨日移動中、久々にオールマン・ブラザーズ・バンドのライブ・アット・フィル
モア・イーストを聴きました。

20分以上にも及ぶ「Whipping Post」、圧巻でした。

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高校生の頃、私は、このアルバムを持っておらず、先輩の家に行って良く聴かせ
てもらったものです。南側に窓のある、その部屋には、私の興味をそそるアルバ
ムがたくさんありました。オーディオの質も高くて、いつもいつもレコード目当
てに、お邪魔していたのです。長時間居座る私に、嫌な顔一つせず、帰り際に
は、「また来い」と声をかけてくれるのです。

色々な人に迷惑をかけたのかもしれませんが、多くの先輩のおかげで音楽に(大
げさですが)開眼し、どれほど自分の人生が豊かになったのか計り知れません。

多くの音楽に、そして多くの人たちに感謝しています。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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   2011・2・21 Seiji
Ohsaka

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