徒然日記
5月24日 その2100『逢坂誠二の徒然日記』
函館は、多少雲があるが、
青空の多い朝を迎えた。
朝の気温は9度。
日中は、徐々に雲が減り、
さらに晴れ間の広がるとの予報だ。
最高気温は、17度と予想されている。
やっと春らしい、雰囲気になる感じだ。
春の農作業に拍車がかかる。
1)三浦雄一郎さん
昨日、三浦雄一郎さんが、
80歳という世界最高齢でのエベレスト登頂に成功した。
いつその瞬間が来るかと、
固唾を飲みつつ見守っていたが、
正午過ぎに朗報が入った。
本当に嬉しく、心の中で大声で万歳を叫んだ。
三浦さんとは、昨年、ある会合でお会いし、
今回のエベレスト登頂への思いを伺っていた。
そのときも、両脚には重りをつけて、
常にトレーニング状態だった。
その会合で、
80歳とは思われない食欲に、
脇で見ていて圧倒された。
私に三浦さんから、
「成功する」とか、
「大丈夫だ」とかの言葉はなかったように思うが、
予定した訓練をキチンとこなしさえすれば、
絶対に登頂できるとの確信のようなものを持っているように感じた。
自信というよりも
安定感のようなものを感じた。
三浦さんには、折にふれ、激励を頂いているが、
今回の登頂成功を心からお祝いしたい。
登山は、下山が肝心だ。
細心の注意での下山、そして元気に帰国し、
色々な話を聞かせて頂きたいと思う。
とにかく、とにかく、万歳。
2)株価
やはりという言い方はしたくないが、
昨日、東証株価市場では日経平均株価が乱高下し、
最終的に千円程度急落した。
一方、長期金利は上がっている。
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昨日の終値は前日比1143円28銭(7.32%)安の
1万4,483円98銭。
下げ幅は2000年4月17日以来
約13年1カ月ぶりの大きさで歴代11位となる。
朝方には一時、5年5カ月ぶりに
1万5,900円台に乗せるたが、
最終的に7営業日ぶりに
終値が1万5000円を割り込んでいる。
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長期金利に関しては、
朝方は長期金利の指標10年債利回りが、
一時1%ちょうどと昨年4月以来の高水準となった。
最終的には、日銀の公開市場操作もあり、
0.825%となっている。
長期金利は4月5日に、
過去最低を更新する0.315%をつけたが、
変動幅が大きくなったことで
金利の先行きが見通せなくなり、乱高下が続いている。
日銀の黒田総裁が一昨日、
長期金利抑制に向けて全力を挙げる考えを表明したが、
具体的な措置をどのように打ち出すかについて不透明感が強く、
金利上昇の流れは止まらないとの見方が強くなっているようだ。
またFRBのバーナンキ議長が22日、
金融緩和縮小の可能性に言及し、
米長期金利が大幅上昇したことも影響している。
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新政権の登場によって、
確かに株高、円安が進んだが、
以前から指摘している
長期金利上昇の懸念は払拭されていない。
株価、円相場、長期金利、
今日もこれらの動きから目が離せない。
3)書くことの重さ
昨朝の街宣でも話したし、
facebookの動画でもちょと触れた
佐藤泰志のドキュメンタリー映画
『書くことの重さ~作家 佐藤泰志』の試写会が、
昨夜、まちせんで行われた。
監督は、稲塚秀孝さん。
稲塚監督は、
記録映画『二重被爆〜語り部 山口彊の遺言』で有名だ。
『書くことの重さ~作家 佐藤泰志』は、
東京やロサンゼルスでの試写・映画祭出品を経て、
函館での試写会となった。
ロスの映画祭のHPからのあらすじを、
以下に引用する。
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厳しい冬と短い夏の街、函館。
佐藤はこの街に生まれ育ち、20歳まで過ごす。
父母は青函連絡船を往復して、
青森産の黒石米を運び、
函館で売りさばく「担ぎ屋」として生計を立てた。
幼いころから作文を書いた佐藤は、
中学2年の文集に「芥川賞作家になる」
と将来の目標を書いている。
佐藤泰志の物語は、
「きみの鳥はうたえる」が芥川賞候補になった
1982年1月から始まる。
出演:加藤登紀子
語り:仲代達矢
監督:稲塚秀孝
== 以上、引用終了 ==
たぶん極めて限られたコストの中で制作した作品だと思うが、
100分間、食い入るように画面を見つめた。
命を削って書くことだけに専念し、
41年という短い人生を駆け抜けた佐藤泰志…、
その生き様が良く伝わる作品だ。
この映画を見ると、さらに佐藤泰志の小説を、
文章を読みたくなるだろう。
こんなドキュメンタリーを制作してくれた、
稲塚監督に心から感謝している。
今日も朝は、函館駅前、五稜郭駅前、
本町交差点で、朝街宣を行う。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・5・24 Seiji Ohsaka
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