徒然日記

1月3日 その1263『逢坂誠二の徒然日記』



正月三ヶ日、最後の朝です。

今日も函館市内は、青空の広がる穏やかな朝です。本当に静かな三ヶ日…、そん
な雰囲気です。

昨日も朝から夕方まで、函館、北斗市内で、新年の挨拶回りに歩いています。

あちらにも、こちらにも挨拶に行かねばならないところは数多いのですが、時間
の都合上、ごく限られたところにしか行けず、心苦しく思っています。三ヶ日の
挨拶回りは今日も続きますが、明日は仕事始めです。早速、東京では通常モード
に入りますが、地元の正月行事との間を往復する日々が当面続きそうです。

訪問する先々で、政権について色々と懸念する声を頂きます。その中であって
も、私の仕事を評価頂いたり、激励頂く場面もあり、本当に有り難く思います。

1)海炭市叙景
函館出身の作家である故 佐藤泰志さんの小説『海炭市叙景』の映画作品を昨年
末、見ることができました。佐藤泰志さんの作品は、幾度か芥川賞候補にもなっ
ていたのですが、若くして自死しています。彼にはこの『海炭市叙景』をはじめ
『移動動物園』など、心に重たく残る作品が数多くあります。

その彼の作品を、函館市の市民有志が手弁当で映画化したのが、今回の作品で
す。私もその実行委員の一人に名を連ねていますが、完成した映画をなかなか見
ることができませんでした。昨年末にタイミング良く時間が空き、やっと楽しむ
ことができました。

架空の街「海炭市」のモデルは函館市です。映画の全ての風景が函館、登場人物
の多くも私の知る、私の回りにいるいつもの函館の皆さんです。この日常と当た
り前の中に、佐藤泰志独特の雰囲気が、ものの見事に描かれています。少し分か
りにくい映画との評価もあるかも知れませんが、細部にこだわって楽しむもよ
し、映画全体から受ける雰囲気を楽しむもよし、色々な見方のできる素晴らしい
作品です。

作品の仕上がり、映画制作の過程など、函館市民の底力、奥深さを示す作品で
す。是非、多くの皆さんにご覧いただきたく思います。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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   2011・1・3 Seiji
Ohsaka

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