徒然日記
1月4日 その1264『逢坂誠二の徒然日記』
正月三ヶ日も終了し、基本的には今日から通常モードとなり
ます。
日の出前の都内、東の空には雲が漂っていますが、雲の隙間から群青色の空が透
けて見えます。今の気温は4度程度でしょうか。
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年末年始、函館地方も荒れ模様となる見込みでしたが、幸いにも好天に恵まれ、
久々に穏やかな天候の中で、挨拶回りに歩くことができました。一方、山陰地方
など全国各地で大雪などによる被害が発生したうえ、ニセコでは山スキー遭難で
一名が亡くなっています。何とも心が痛みます。
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昨日は、函館市内、七飯町内を歩きまわっています。
七飯町大沼地区では、地域の新年の集いに参加させて頂きました。事前予約なし
の出席でしたが、御挨拶の機会を頂き感謝しております。
今日から東京では通常モードです。
地元では、これから新年行事が本格化します。東京での仕事を加速させつつ、地
元での新年行事への対応、いつも以上にタイトな移動が強いられる時期になりま
す。
1)地域自主戦略交付金
年明けから、来年度の地域自主戦略交付金の具体的交付方法など、事務手続き詳
細の制度設計が急ピッチで加速化します。
・一定の対象事業について、各府省の枠にとらわれずに使える
・箇所付け等の国の事前関与を廃止する
・客観指標に基づく恣意性のない配分を導入する
・これによって事業選択の決定権が、各府省から都道府県に移る
・来年度は継続事業に一定割合配慮し、再来年度以降、その割合を減ずる
・対象事業要件は、規模を除き極力廃止する
・国と自治体の取り組み状況をモニタリングする仕組みを設け制度を進化させる
以上ことなど、今後留意すべきポイントが多々あろうと思っています。
特に今後、対象事業要件の廃止が大きな作業になります。加えてモニタリングの
仕組みも重要です。
制度スタート当初は、様々な意見があろうかと思いますが、使い勝手のよい仕組
みとするため、とにかく全力をあげなければなりません。
2)お任せ民主主義
私の政治家としての大きな目標の一つは、お任せ民主主義を脱却して、日本の民
主主義を進化させることです。このお任せ民主主義から脱却する一つの鍵が自治
にあると考えています。
しかし昨今、日本がお任せ体質に深く浸り切っている場面に多々遭遇し、その病
巣の根深さを改めて認識しています。
例えばこんな場面です。
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・我が地域ほど、経済の悪化している地域はない
・もともと公共事業への依存度が高く、予算減で大変なことになっている
・もはや地域では対応できないから国でなんとかしてほしい
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こうした言葉を、一部地域ではなく、全国の多くの地域から聞きます。
確かに日本経済は苦しい状況にあります。
しかし、日本各地が経済悪化の悪さ度合いを主張し合うことは、必ずしも健全な
姿とは思われません。これは、窮状を訴え、手を差し伸べられることを期待す
る、中央集権体制の中でのお任せ的体質が蔓延していることを強く感じさせる現
象です。
もちろん地域経済の厳しさを主張することは重要です。しかし、厳しさを訴える
中であっても、地域の特性や、自らが考える活路、打開点も合わせて主張する前
向きな姿勢が、今の日本には大きく不足しています。
こんな場面に遭遇するたびに、日本の病巣の深さを憂うと同時に、だからこそ何
とかしなければと思うのです。
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さらにこんな場面もあります。
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・日本の進路を示すのは政治家の仕事だ
・明確に進路を示して国民をリードして欲しい
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これらの主張は、当然のことです。
そして何の問題も無いように見えます。
しかし多くの場合、この主張の中に、次のような思わぬ罠が潜んでいることがあ
ります。
・自分で前向きに考えない完全な受け身、お任せ状態になっている
・進路を示した場合、意に添わなければ反発する
・(上記異論が出るのはある種当然だが)、異論を乗り越える議論や対話が成立
しない
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こうしたお任せ体質から、さまざまな対応を通して抜け出す作業が、今の日本に
は必須です。それが、日本の民主主義を進化させ、ひいては国民にとって暮らし
やすい国へとさらに近付くことになると信じています。
ところでお任せ民主主義という言葉、日本で最初に使ったのは、どうも私のよう
です。最近はこの言葉も随分とこなれて、色々な場面で目にするようになってい
ます。
お任せ体質の病巣の深さに愕然としつつも、お任せ民主主義という言葉によっ
て、日本の現状が共有されるとすれば、それは小さいかもしれませんが、日本の
将来にとって大きな進化です。
今日は新月です。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2011・1・4 Seiji
Ohsaka
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あけましておめでとうございます。
いつもブログ拝見させていただいています。
今後のご活躍を期待しております。
頑張ってください。