徒然日記
3月14日 その2031『逢坂誠二の徒然日記』
那覇の空は雲が多く、
日中も曇りの予報が出ている。
夜明け前の気温は18度程度。
日中の最高気温は21度と予想され、
昨日よりも5度も低めだ。
1)地域の資源
昨日は、読谷村や恩納村などを訪問した。
沖縄県には、JAが主体となった、
ファーマーズマーケットが多いと聞いている。
今回は、そのうちの一つ
読谷ゆんた市場を訪問した。
店内に入ると、
ニンジン、レタス、キャベツ、茄子、イチゴ、
ゴーヤ、島らっきょう、ネギなどが、
溢れんばかりに、販売台に盛られている。
そのそれぞれに生産者名が記入されている。
====
ゆんたく市場の意味、願いは次のとおりだ。
・
生産者とお客様がゆんたく(おしゃべり)して、
様々な交流の場所として
広く親しみを持ってほしいという願いを込めた
「ゆんたく」とい う意味
・
読谷産の農産物に誇りを持ち、
特産品としてアピールできるように
読谷の呼称である「ゆんたんざ」の意味
====
店の外にも飲食スペースや、
タコライス等の販売スタンドもあり、
ふらりと立ち寄って、沖縄そばも食べられそうだ。
この市場のもう一つの特徴は、
施設内に農産物加工施設を設置していることだ。
地元産の農産物を使った地産地消を売りにしている。
確かに店内には、
手作りの弁当や菓子類など、加工品も多い。
生産者の皆さんが、農産物を単に販売するだけではなく、
それを加工し価値を高めようとしている努力が、
びしびしと伝わってくる。
====
ジャーに保温した白いご飯、
その脇に温められたカレー。
これを自分で入れ物に盛り付けてレジへ持って行く。
考えてみれば、これだけで販売が成り立つのだ。
====
ゆんた市場を見て、
多くの気づき、勇気を頂いた。
時間があれば、
今度は、他のファーマーズマーケットも見てみたい。
====
恩納村の万座毛も訪問した。
万座毛は、東シナ海に面した断崖絶壁が広がる景勝地だ。
万座毛の北側に万座ビーチが広がり、
そのさらに北側には、
大きなリゾートホテルが建っている。
これらのホテルと周辺は、
1982年頃から開発が進められ、
沖縄のビーチリゾートのさきがけ的な存在だ。
ホテルからの眺め、
特に夕日は素晴らしいのではないかと想像する。
湾状になったビーチも
きっと安心して泳ぐことのできる素晴らしいものだろう。
まさに沖縄の自然が作り出す、
他にはない雰囲気を醸している。
大きなリゾートホテルから望む景観は良いのだろうが、
万座毛など、周囲からリゾートホテルを眺めると、
やはり建物が大きすぎる。
あの大きさや、船ようなつくりは、
ある種豪華さのシンボルなのかもしれないが、
もっと万座ビーチ本来の素材に溶け込む、
そんな作りだったら、
地域全体としての価値はもっと上がったかもしれない。
====
地域の素材を生かすことはなかなか難しい。
地域でその素材の良さを認識することも簡単ではないし、
商売と結び付くと、
その素材の良さ判断する眼力を曇らせてしまう。
地域資源本来の良さを引き出すことに最大限の努力を傾けつつ、
その範囲での商売を考えることが重要だ。
そうすればいずれ、最大限の利益が付いてくる。
この我慢が肝心だと、私はあらゆる場面で感じている。
8日以来、一週間に渡って沖縄に滞在したが、
今日、沖縄を離れることになる。
今回の滞在を通して、多くのことを学ばせて頂いた。
沖縄の歴史を知ることは、
日本の歴史を知ることに、
さらに日本の外交の一端を知ることになる。
本来もっと、時間を割いて、キチンと勉強したい。
そんな思いを強くした沖縄滞在だった。
色々とお世話になった皆さんに、
心から感謝している。
できれば近いうちに、
また時間を確保して訪問したいと思う。
====
今日の月齢2.3日。
夕刻には、私の好きな細い月が、
西の空で眺められるだろうか。
さあ今日も、しっかりと前進します。
=============
2013・3・14 Seiji Ohsaka
=============
マグマグの送信登録・解除はこちらです。
http://www.ohsaka.jp/magazin/