徒然日記
2月26日 その2015『逢坂誠二の徒然日記』
昨日も都内で用務があったため、
今朝も東京での朝だ。
夜明け前の空に、ほとんど雲がなく、
スッキリと晴れ上がっている。
特に東の空はクリアで、
これから朝日の登る地平線付近を、
ずっと眺めていたい気分だ。
空がクリアな分、気温は低い。
朝の最低気温は1度程度。
日中も8度までしか上がらない。
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今夕開催の、
「第二回 逢坂誠二の話を聴く会・札幌」のため、
今日は都内から札幌市への移動だ。
日時:2月26日(火)18時15分開場
場所:札幌エルプラザ
テーマ:「”原子力社会”を考える」
参加費:千円
申し込み先: ohsakakikukai@gmail.com
終了後に、会場地下の居酒屋で
呑み会を予定している。
定員までまだ3名の余裕があるという。
参加希望者の方は逢坂に連絡を!!
1)確かに…
厳しい寒さが続いている。
北海道のみならず、本州も随分と雪が多い。
青森県の酸ケ湯温泉も
5メートルを超える積雪があると、
テレビは頻繁に報じている。
確かにそのとおりなのだろう。
だが私には違和感がある。
酸ケ湯の標高は890メートルだ。
なにかことさらに積雪量の多いところを例にして、
積雪量の多さを煽っているそんな印象があるのだ。
(酸ケ湯にアメダスの観測ポイントがあることは承知だ。)
確かに雪は多い。
特徴的トピックス的話題として、
酸ケ湯の積雪状況を流すことは否定しない。
大雪やニセコ五色温泉の積雪を報じて、
それで国民生活のありようを肌で伝える、
現実味のある報道と言えるのだろうか。
桜開花の標準木のような、
冷静で落ち着いた客観的な報道が欲しいものだ。
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昨夕、栃木県で震度5強の地震があった。
マグニチュード6を超える強い地震だ。
被害が起きてないか、色々と心配がある。
ところがこの報道にも違和感があった。
地震発生後のテレビに電話で生出演した、
栃木県の旅館主や酒店店主が、
地震の強さの割に被害はないし、
平穏だと話している。
ところがテレビのキャスターは、
被害はないのか、揺れは酷かっただろうと、
ことさらに強さを強調するかのような
尋ね方を繰り返す。
先方が「揺れは酷かったが被害がない」と答えると、
キャスターは何か残念そうに応ずる。
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積雪も地震も、
ことさらに煽る必要はない。
しかしキチンと丁寧な報道をする必要がある。
どうも最近、
いたずらな煽り気味の報道を目にすることが多く、
ちょっと辟易している。
2)日米共同声明全文
以下は、
過日の安倍総理訪米時の
日米共同声明の全文だ。
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両政府は、日本がTPP交渉に参加する場合には、
全ての物品が交渉の対象とされること、
および、日本が他の交渉参加国とともに、
2011年11月12日にTPP首脳によって表明された
「TPPの輪郭(アウトライン)」において示された
包括的で高い水準の協定を達成していくことになることを確認する。
日本には一定の農産品、
米国には一定の工業製品というように、
両国ともに2国間貿易上の
センシティビティーが存在することを認識しつつ、
両政府は、最終的な結果は
交渉の中で決まっていくものであることから、
TPP交渉参加に際し、
一方的に全ての関税を撤廃することを
あらかじめ約束することを
求められるものではないことを確認する。
両政府は、TPP参加への日本の
あり得べき関心についての2国間協議を継続する。
これらの協議は進展を見せているが、
自動車部門や保険部門に関する残された懸案事項に対処し、
その他の非関税措置に対処し、
およびTPPの高い水準を満たすことについて
作業を完了することを含め、
なされるべきさらなる作業が残されている。
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この共同声明は何を言っているのだろうか?
多くの日本の皆さんがTPPについて
抱いている懸念が払拭されたのだろうか?
私には、全くそうは思われない。
第一パラグラフで明確に述べているではないか。
・
全ての物品が交渉の対象とされる
・
日本が、2011年11月12日に
TPP首脳によって表明された
「TPPの輪郭」において示された
包括的で高い水準の協定を達成していくことになる
つまり、第二パラグラフ以下で色々と述べているが、
TPPの基本原則は何も揺らいでいないことだ。
さらに最終パラグラフでの例示は、
自動車と保険だ。
ここにアメリカの意図は見えはしないのか。
色々と言っているが、
結論は次の通りなのではないか。
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既に決まったTPPの原則に従って下さい。
あとは交渉でやりましょう。
残された懸案事項は、自動車と保険です。
その他の非関税措置は
TPPの高い水準を満たすよう作業しましょう。
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これで交渉に入ると言うならば、
TPPへの懸念は一層深まるばかりだ。
先の総選挙で、
TPPについて否定的な発言をされた
自民党候補の皆さんも多い。
それらの方々は現状について、
どう考えるのだろうか。
3)今後に向けて
我が党の将来についてどうあるべきか等、
色々な取り組みが進んでいる。
我が党がどうあるべきかは、大事なことだが私自身は
強者と競争、押し付けの政治ではなく、
自立と共生、納得の政治の貫徹が大事だと思っている。
特に、
・
脱原発
・
反TPP
・
地域や個人の尊重
こうしたことを前提にしつつ、
しなやかな日本を創造する必要があると考えている。
色々と悩ましいことも多いが、
地に足をつけて、
確実な取り組みを進めねばならない。
4)新刊本や書評
悲しいことなのだが最近は、
新刊本の記事や新聞書評を、
以前ほど積極的に読むのを避けている。
読めばどうしても、その本が気になるし、
ついつい手にしたくなる。
色々と厳しい現状の中で、
知的好奇心も禁欲的、抑制気味になっている。
今夕の札幌のでの講演タイトルは、
「”原子力社会”を考える」だ。
大きく難しいテーマであり、簡単な問題ではない。
参加者の皆さんと、
問題の難しさを共有しつつ、
難しい問題ではあるが、
確実な取り組みを進めること大事なこと等が
確認できればと思っている。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・2・26 Seiji Ohsaka
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