徒然日記
1月4日 その1962『逢坂誠二の徒然日記』
正月三が日が、あっと言う間に過ぎた。
あれもしたい、これもしたいと思っていたが、
そのほとんどができずに新年4日目の朝を迎えた。
辛うじて達成できたのは、
ウォーキング復活と箱根駅伝三昧くらいか…。
箱根駅伝は、ラジオとテレビで久々に満喫した。
改めて凄い大会であることを痛感している。
1)除染
ウィキペディアによれば、
放射性物質に関する「除染」という言葉は、
「放射能汚染が生じた際、
放射性物質あるいは放射性物質が付着した物を除去し、
もしくは遮蔽物で覆うなどして、
人間の生活空間の線量を下げることである」
とある。
この言葉の意味を、私たちは取り違えずに、
しっかりと受け止めておかねばならない。
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いまさら当たり前と思われるかもしれないが、
除染をしても、放射性物質などが、
なくなるわけではないということだ。
それは、広範囲に広がっていたものを、
どこかに集めるという、移す行為、
つまり「移染」であるということを知らねばならない。
移染できない場合は、遮蔽する行為、それが除染だ。
放射性物質の移動や遮蔽によって、
対象となる空間の放射線量を下げる行為が除染であり、
それによって放射性物質は消えてなくなるわけではない。
今ならば、こんなことは当たり前だと感ずる方も多いと思う。
放射性物質は、
細菌を殺菌するかのように、
無くすことはできないものであることを、
十二分に理解する必要がある。
2)官僚
どうしてこうも大きくぶれるのだろうか。
最近の新聞などを見ていると、
官僚礼賛が激し過ぎる印象を受ける。
民主党政権の官僚との関係が酷評され、
今度は、官僚を使いこなすことに焦点が当たっている。
そして最近は、必要以上に、
官僚を持ち上げる記事やニュース番組を
目にするようになっている。
ちょっとやり過ぎだ。
官僚の皆さんは、行政の総合職であり、
あるいは行政のある分野の専門職だ。
国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務し、
かつ、職務の遂行に当っては、
全力を挙げてこれに専念しなければならないことが
法律上定められている。
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官僚の専門知に学べ、
専門的なことは官僚に任せろ、
その道では経験も知識も官僚が上だなど、
こんな文言がメディアを踊っている。
こうした紋切り型の表現をするのは楽だし、
確かに間違っていないのかもしれないが、
現場はもっと複雑だ。
官僚と政治家に、大きな仕事の役割があるのは確かだ。
しかし現実には、
それぞれの場面場面で、画一的な関係ではなく、
官僚と政治家がそれぞれが有機的な関係を持ちながら、
総合的に最大の効果を上げるよう努力することが大事なのだ。
官僚と政治家の紋切り型の関係を想定しながら、
どちらかの力や立場を礼賛しても、
なにも良い結果は生まれない。
もっと現実に則した、
地に足のついた論調を望みたいものだ。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・1・4 Seiji Ohsaka
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