徒然日記
12月28日 その1955『逢坂誠二の徒然日記』
今日は、札幌で朝を迎えた。
色々とお世話になっている皆さんと面談のために
昨夕、札幌入りしている。
雪は降っていないが、空には雲が多い。
気温はマイナス10度近くまで下がっている。
札幌も函館も、
日中はマイナスの真冬日の予報だ。
1)自治のかたち
新政権は、日本の自治のあり方として、
道州制を推進するという。
どうもしっくりこない。
基本は基礎自治体だと思うが、
新政権の基礎自治体に関する考えが見えない。
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いつも同じことを言っているが、
日本の基礎自治体の状況は多様だ。
その多様さを人口や面積などの画一的基準で、
一括りにするのは現実的なことではない。
多様な自治体の現状を考えると、
住民自治を基本としながら、
自治体のあり方にも差があっても良い。
もちろんこの差は、
かつての2級町村制などいったものとは違う。
どんな自治のあり方がよいのかを
地域が自主的に構築できることが重要だ。
その地域ごとの差を吸収する緩衝の役割を、
国と基礎自治体の間に存在する
中間的広域的自治体が担う。
地域の差異を反映できる自治の仕組みが重要だ。
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北海道の各自治体は、
地域をどう元気にするかで、
色々と悩んでいる。
その際に、北海道庁との一体感が、
色々と議論になることが多い。
私は、道庁と市町村の職員交流を、
もっと積極的に行うべきだと考えている。
北海道庁から、
規模の大小に関わらず、
最低でも3人の職員を派遣する。
年齢は、20歳代、30歳代、40歳代からそれぞれ一名。
派遣期間は3年で、それぞれの期間を一年ずつずらす。
市町村からも可能ならば3名、道庁に派遣する。
こんなことを10年もやれば、
市町村と道庁の一体感は、
相当に醸されるものと思う。
私がニセコ町役場の職員時代に、
道の幹部に提案したが、
暴論と一笑に伏されたが、
私は、今でもやってみる価値があると思っている。
2)忘却か
茂木敏充経済産業大臣が、
次の内容の発言しているようだ。
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・
「2030年代に原発稼働ゼロを目指す」
との民主党政権の方針について
「再検討が必要」と見直しを明言
・
大間原発と中国電力島根原発3号機の建設を容認
・
新増設を認めないとした
民主党政権の方針を白紙に戻す
・
核燃料サイクルは
「完全に放棄するという選択肢はない」と継続する意向
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昨年の3.11大震災で、
我々は多くのことを思い知らされたはずだ。
その際に、私は、忘れること、
忘却が恐ろしいとどこかで書いたところ、
ネット上で、忘れるはずがないと罵られた記憶があるが、
早速、忘却が始まりつつあるようだ。
あれから、まだ1年9ヶ月しか経過していないのに。
日本の原子力のあり方については、
もっと冷静に深刻に受け止めねばならない。
青森県との使用済み核燃料、
アメリカとの原子力協定、
イギリスとの再処理のことなども含め、
日本の将来を見据え、
原子力ゼロを着実に実現する必要がある。
今日は朝のうちに函館に戻り、
市内で活動予定だ。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2012・12・28 Seiji Ohsaka
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こんにちは。
道州制ですが、自民党は上から管理することを前提にした統制しやすい制度を考えていると思います。
民主党とは真逆でしょうか。