徒然日記
10月22日 その1904『逢坂誠二の徒然日記』
昨夜、都内入りした。
函館市内では、
函大の学校祭や、少年野球大会にもお邪魔しているが、
ついこの間までの暑さが嘘のような、
肌を突くような寒さだった。
少年野球を観戦している父兄の皆さんも、
毛布を体に巻きつけたりと、
真冬のような防寒対策をするほどの寒さだ。
逆に都内に到着すると、
夜だというのに、一転して生暖かい感じがする。
気温差、季節差の激しい時期に突入する。
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夜明け前の都内、
西の空はスッキリと晴れ上がり
マイナス4等と強い光を放つ金星が見える。
東の空は、ごく薄くもやのような雲がかかっているが、
星が瞬いているのが見える。
天頂付近には、マイナス2.7等の木星が光っている。
今の気温は17度、日中は24度程度になる見込みだ。
1)あぐりへい屋
21日、北斗市にあるJA新はこだて直営の
ファーマーズマーケット「あぐりへい屋」を訪問した。
オープンは今年7月26日。
この直売所は
広域JAの強 みを生かした農産物の品ぞろえが売りで、
フードコーナーや調理・加工室も備え、
交流を通じ消費者との絆を強めることが目的とのこと。
オープン以来、極めて人気が高く、
JAの予想を上回る賑わいで、
私も以前から訪問したいと思っていた。
昨日、昼、その思いがやっと実現した。
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米、ジャガイモ、白菜、玉ねぎをはじめ、
数多くの野菜が陳列され、
お客さんがレジの前に長蛇の列を作っている。
ラーメン、和牛、カレーライスが提供される
フードコーナーも大盛況で、
私が到着した正午前には、
もう既にラーメンと和牛が完売していた。
昨日の北斗は、青空の広がる天候だったが、
日中といえども気温が低く、風も強かった。
あぐりへい屋は内外ともに、お客さんでごった返し、
寒空の屋外でソフトクリームや焼き芋を頬張る皆さんも多い。
私も、売り切れ直前のカレーライスを頂いた。
カレーの味も良かったが、
大野産のふっくりんこのご飯は、
艶もありふっくら柔らかく粘りもあって絶品。
評判の良さを実感した。
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あぐりへい屋は、
JA東前事業所内を全面改修しもの。
売り場面積は旧店舗の30平方メートルから、
6倍をこえる186平方メートルになっている。
50台以上が収容できる駐車場も新たに整備されたが、
昨日はもう既に、駐車場は満杯状態。
出荷登録者は80戸で、
3年後に売上高年間1億円を目指すというが、
あの状況を見れば目標の突破は近いと思う。
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大量集荷による、
市場販売がJAの基本路線だが、
安心できる新鮮な農産物を
直接購入したいという消費者の需要は強い。
生産者にとっても、直接、消費者と触れ合って、
自分の作物に対する評判を聞けるのは極めて有益で、
遣り甲斐にも繋がっていく。
このため現在は、直売所ブームとなっている。
この人気を維持するためには、
高品質の地場産品を、
低価格で通年販売できることが鍵になると思う。
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あぐりへい屋という直売所名称は、
以前の直売所名称である、
“北斗へい屋”が定着していてなじみ深いことから、
北斗へい屋を転用したものだ。
北斗市に係らず道南の広域から農産物が集まるよう
“北斗”を“あぐり”(農業=英語agriculture) に置き換えた。
命名者は、函館市西桔梗の主婦、山崎なつきさんだ。
ちょっと変わった名称だが、
一度聞くと印象に残る良いネーミングだと思う。
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あぐりへい屋の発想は、
我々が提唱する6次産業化とも一致するものだ。
ここが、他の直売所とともに
多くの皆さんに利活用され、
地域産業の振興発展に貢献できるものとなるよう期待している。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2012・10・22 Seiji Ohsaka
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