徒然日記
9月7日 その1859『逢坂誠二の徒然日記』
昨夕から、都内は雨が降ったり、
止んだりの天気になった。
夜明け前の今、雨は上がり、
雲も少なくなっているが、
大気の状態は不安定な感じだ。
予報は晴れなのだが、
にわか雨の可能性もある。
最高気温は32度と予想され、
さすがに真夏の暑さが、
若干、おさまった模様だ。
今日は白露だ。
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昨日は、党の重要政策に関し、
政調役員会などで、様々な決定があった。
1)原発
原発について、次のような決定が行われた。
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・
40年運転制限を厳格に適用する
・
原子力規制員会の安全確認を得たもののみ、
再稼働とする
・
原発の新設・増設は行わない
以上の3つの原則を厳格に適用する中で、
2030年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、
あらゆる政策資源を投入する。
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以上を内容とする、
「「原発ゼロ社会」を目して」と題する
エネルギー環境調査会報告が了承された。
これで2030年代に、原発をゼロにする方向が
大きく確認されたことになる。
また大間原発について、
私から政調会長に確認したところ、
「島根三号機はほぼ工事が完成しているが、
大間はまだ工事が半分も進んでいない。
このため島根と大間の扱いは異なる」旨の発言があった。
この発言は、
大間の工事を凍結することに直結するものではないが、
島根と違う扱いになるとの発言は、
大きな一歩と受け止めたい。
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核燃料サイクルについても、
次のことが決められた。
・
国の責任を明らかにする
・
本質的な必要性、技術成立性、
社会的受容性等を一から見直すべきである
====
「原発ゼロ社会」を目指して、
党としての考え方を整理したが、
今後は、この党の考えを受け止めて、
政府がどんな決定をするかを注視しなければならない。
2)TPP
TPPに関しては、昨年、11月に9日に、
ハワイAPECに向けて、次のことが確認されている。
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・
TPPへの交渉参加の是非の判断に際しては、
政府は、懸念事項に対する事実確認と
国民への十分な情報提供を行い、
同時に幅広い国民的議論を行うことが必要である。
・
APEC時の交渉参加表明については、
党PTの議論では、
「時期尚早・表明すべきではない」と
「表明すべき」との両論があったが、
前者の立場に立つ発言が多かった。
・
したがって、
政府には、以上のことを十分に踏まえた上で、
慎重に判断することを提言するものである。
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昨日は、この昨年11月9日の提言等を踏まえ、
「TPPへの交渉参加の是非につき、
慎重に判断することを求める」
との報告が、経済連携PT座長から行われ、
政調役員会で了承されている。
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TPPに関しても、
党の「慎重に判断することを求める」との決定を受けて、
今後、政府がどのような判断をするのかを
注視しなければならない。
3)邪推
「他人の言動を、疑ってかかったり、
悪い意味に推察したりすること。
ひがみを持って、悪い方向に推察すること」
手元の辞書に記載の「邪推」の意味だ。
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衆参の選挙制度が違憲状態にあるが、
今国会での、それを解消するための法案の成立は、
絶望的となった。
このことに対し、多くの報道で、
民主党は予めこうしたことを狙っていたとのコメントが多い。
昨年秋から、
この選挙制度改革に携わってきたものの一人として、
こうしたコメントは邪推と言わざるを得ない。
昨年10月25日には、
我が党から各党に対し、
一票の格差解消作業を先に行いつつ、
定数削減や選挙制度改革を議論しようと提案している。
しかし多くの野党から、
格差是正を先行させたら民主党は、
単純に比例削減だけを行うことになるなどの強い批判を受け、
最終的には、
格差是正、定数削減、選挙制度改革の3点を
セットで議論することが確認されたのだ。
こうした経過があることを踏まえた報道をすべと思う。
今日は229日間という長い通常国会の
事実上の最終日となるが、
朝から勉強会がセットされているうえ、
各種委員会の会期末の手続きも目白押しだ。
午後には、両院議員総会も予定されている。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2012・9・7 Seiji Ohsaka
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こんにちは。
2つの疑問。
(1) 原発 : 親切、あ、”新設・増設はおこなわない”原発と”・・・見直すべきである”核燃料サイクルの存続は矛盾します。原発ゼロなら隔年サイクルは即刻停止破棄です。原発ゼロを言いながら核燃即廃棄と言わないのはなぜでしょうか?
(2)”慎重に検討”とした結果、”はっ!と驚く大三元”になることもありえますよね?官僚言葉に誤魔化されないようにしてくださいね。