徒然日記

7月23日 その1816『逢坂誠二の徒然日記』

昨夜、函館から都内入りし、
一件、会合に出席した。

夜明け前の都内は、
若干、雲があるようだが、
気温は既に20度を超えている。

日中は30度まで上がる見込みだ。

今日は、早朝便で再度帰函し、
函館市内で会合に出席予定だ。

その後、再度、都内入りし、
夕刻は、衆院総務委員会の
理事懇談会などが予定されている。

函館の予想最高気温は22度だ。

1)社保税・一体改革
昨日、岡田副総理が来函され、
社保税・一体改革に関する意見交換会が開催された。

私は、次の日程の都合上、
冒頭の30分だけ出席し、
岡田副総理の説明の途中で中座した。

私が聞いた部分の説明は、
分かりやすいものだったが、
市民の皆さんに
今回の取り組みの真意が伝わっただろうか。

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今回の改革の重要な点は、
税率が引き上がり国民の負担が増えるが、
その分だけサービスが増えるものではないことだ。

今回の改革で、引き上げ分5%の消費税は、
全て社会保障に充てられるが、
新たなサービスに充てられるのは、
税率で約1%相当の2.7兆円程度だ。

残り4%分の10.8兆円は、


自公政権時代に決められていたが、
財源の手当てがなかった基礎年金国庫負担2分の一の財源や、


後代への負担のつけ回し軽減、


消費税引き上げに伴う社会保障支出、

この3分野に使われることになり、
これらは必ずしも新しい社会保障サービスではない。

しかし、こうした対応によって、
社会保障制度の安定化につながることになる。

また今回の取り組みで重要なことは、
社会保障を全世代対応型とするその入口に立ったことだ。

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昨日の説明で、
こうしたことが伝われば有り難いのだが、
どんな質問などが出たのか、
近日中に政府から話を伺うこととする。

2)村田町長
過日、村田福島町長さんが逝去された。

67歳だった。

3選され、
バリバリ仕事をこなしていたのだが、
昨年、体調を崩し、
療養をしつつ公務に当たっていた。

病気も良い方向に向かっていると聞き、
先日もお会いしたばかりだったが、
その矢先の悲報だ。

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昨日、地元で町葬が取り行われ、
私も参列した。

一番最初にお会いした際に、
JRの固定資産に対する特例を
何とかして欲しいと強く要請された。

この特例は、JR北海道にとっては、
生命線ともいうべき重要なものであり、
簡単に見直しはできない。

そこで、現行の制度の中で知恵を絞ぼり、
多少なりとも
村田町長さんの要望に沿う対応をさせて頂いた。

私としては、相当に苦労した改善だったが、
町長さんからは
「まだ十分じゃない」との厳しい言葉を頂いた。

「人の苦労も知らないで…。」
との思いが、私の心に湧きあがった。

しかし、後日、
「逢坂さんの苦労は分かる。
 これまで誰に頼んでも一切対応できなかったことが、
 多少とはいえ動き始めたのだから」と労いの言葉を頂いた。

この言葉を聞いて、
安心するような気持ちになったことを覚えている。

頑固でなかなか自説は曲げないが、
優しくて人間味のある町長さんだった。

こころざし半ばでの、
旅立ちが残念でならない。

合掌。

3)大間原発
一昨日の定例記者会見で、
政府が8月末を目途に策定予定の、
新しいエネルギー政策に言及した。

政府は、この策定に向けて、
2030年時点の原子力比率を、
0%、15%、20〜25%の3案から選択するとしている。

このうち、0%以外の案は、
核燃料サイクルが継続する案となっている。

今、函館をはじめとする地元の皆さんが、
大変大きな心配を抱いている大間原発は、
この核燃料サイクルと密接な関係がある。

つまり核燃料サイクル継続を選択することは、
大間原発建設工事の再開を
大きく後押しすることになるのだ。

私は、こうした選択肢を受け入れることはできない。

政府は、今後、この判断をすることになるが、
大間原発建設再開を前提とする結論は、
地元にとって相当に厳しいものだ。

政府が、そうした判断をするのなら、
政府及び与党に対して、
私は相当に厳しい対応をせざるを得ないと考えている。

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一昨日の記者会見で、
こんなニュアンスのことを話した。

足元のことに加えて、
大きな将来を見据えた判断が必要だ。

そのための社会全体の
仕組みの見直しも必要となっている。

これから函館に移動開始だ。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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   2012・7・23 Seiji Ohsaka

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