徒然日記
クマ対策【25年10月26日 『逢坂誠二の徒然日記』8334回】
1)クマ対策
北海道をはじめ東北など各地でクマによる被害が深刻化しています。立憲民主党北海道としても、これまで道庁や国からのヒアリングを重ね、地域に即した対策を検討してきました。しかし、被害の広がりは北海道だけにとどまらず、今や全国的な課題となっています。こうした状況を踏まえ、党本部として「クマ被害対策に関する提言」を取りまとめ、環境大臣と農水大臣に提出しました。その概要は以下です。
全国でのクマによる人身被害は令和5年度に過去最多の198件・219人、令和7年度も同水準で推移し、死亡者数はすでに最多を更新しています。出没による小売店の短縮営業など、地域経済にも影響が及んでいます。その背景には、里山の荒廃や、奥山と住宅地の間にあった緩衝地帯の縮小があり、従来の対策だけでは限界が見えています。
提言では、まず「緊急銃猟」制度の安全運用や補償制度の充実、ハンターの免責明確化など、現場対応の強化を求めています。将来的には、駆除を公的職務と位置づけ、自治体職員による対応体制の整備も検討すべきとしました。さらに、生ごみや果樹など誘因物の除去支援、電気柵設置や河川敷の草刈りなど、出没防止策の強化も必要です。ベアドッグの活用や、広葉樹林の再生、レンジャー増員も含め、科学的かつ持続的な対策を進めていきます。
あわせて、捕獲個体の利活用やジビエ商品の開発、風評被害・経済損失への支援、被害者救済制度の検討も提案しました。クマ被害は、地方だけの問題ではなく、人と自然の関係の在り方を問い直す全国的課題です。
立憲民主党として、国の責任を明確にし、人命と生態系の両立を図る抜本的な対策に取り組んでまいります。
【25年10月26日 その6637『逢坂誠二の徒然日記』8334回】
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